38話
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待つプル。
「ああ。美味しいよ」
「やったー!」
俺の感想が嬉しいらしく、元気いっぱいに喜ぶプル。
「姉さんばかりずるいぞ。悠斗私のも食べろ」
そう言って、一口ハンバーグを刺したフォークを俺の口に近付けてくるプルツー。少し恥ずかしいのか、顔が赤くなっていた。
「ほいほい。頂くよ。あ〜ん」
パク
モグモグ
ハンバーグの肉汁が口一杯に広がる。素材が最高級品なのもあるが、料理人の腕が良いので焼き加減も最高だ。
「ど、どうだ?美味いか?」
上目遣いで俺を見るプルツー。かなり、可愛らしです。
「ああ。美味しいよ」
ニッコリと笑って答えた。
「そうか。なら良いんだ」
そんなことをしながら食事をしていると、前方からキャラ・スーン大尉とイリヤ・パゾム少尉がやって来た。
「おや?不動准将ではありませんか?お疲れ様です」
「プルとプルツーが誰かと一緒かと思えば、不動准将と御一緒でしたか」
「二人ともお疲れ様。祝勝会を楽しんでいるかい?」
キャラ大尉とイリヤ少尉に、挨拶する。キャラ大尉はお酒を飲んでいるようだが、イリヤ少尉は飲んでいない様だ。
「ええ楽しんでいますよ」
「はい。楽しませていただいてます」
「なら、良かった。まあ、今日くらいは羽を伸ばしてくれ。月攻略作戦で、大分疲れただろうから」
「なら、私と一緒に羽を伸ばしませんか?」
キャラ大尉がそう言うと、俺の左腕に抱き付いて来た。二の腕にキャラ大尉の柔らかい胸が当たってます。
「あーー!ズルい!私も悠斗に抱きつく!」
キャラ大尉が抱き付いた事を、羨ましく思ったのかプルが正面から抱き付いて来た。
「キャ、キャラ大尉!!不動准将から、離れてください。う、羨ま。ち、違う!不埒ですから!」
何やら、慌てるイリヤ少尉。一部聞こえない部分があった様な?気のせいか?
「キャラ大尉。イリヤ少尉もああ言ってるから、離れてくれないかい?」
「う〜ん、残念だね。仕方ないね」
そう言って左腕から離れるキャラ大尉。
「ほら、プルも離れなさい。もうすぐ寝る時間だからね」
腕時計を見ると。針が10時に迫っていた。
成長期のプルやプルツーには、睡眠はとても大切だ。
「うーー!分かった」
そう言って俺から離れるプル。少し不満げなので、頭を撫でてあげた。
「ほら、寝る時間だ。
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