38話
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
はどうしようも有りませんからね。それに、リョーコさんも命令無視をしていますからね?」
私がそう言うと、リョーコさんが固まった。
まさか、おとがめ無しとでも思っていたのでしょうか?
「ルリルリ。もしかして懲罰があるのか?」
ギギギと錆びた機会の様な音を出して、此方を見るリョーコさん。
「当たり前です。シーマ中佐からお話は聞きましたが、護衛の任務は忘れるは、勘違いで出撃した挙げ句、戦闘空域すら間違うなら懲罰は必須ですから」
まあ、不動准将と話し合いをしたら私に一任されましたから。
「あっちゃ〜。リョーコどうするの?」
「大丈夫ですよ。ソロモンのトイレ掃除1週間ですから」
3人とも安堵の表情をする。果たして、誰か気付きますかね。
「ん?あれ?ルリルリ、もしかしてソロモン全部のトイレか?」
「はい。そうですよ」
「ま、マジか!どんだけ有ると思ってんだよ!!?」
リョーコさんが絶句する。まあ、沢山ありますからねトイレ。頑張って掃除して貰いましょう。
「明日から、3人でトイレ掃除1週間頑張ってしてくださいね」
絶句する3人を尻目に、私はオレンジジュースを飲むの。
「本当皆さん、バカばっかです。悠斗さんは、鈍ちんですしね」
そう独り呟いて、残ってジュースを飲み干すのだった。
ルリsideout
悠斗side
「悠斗。はい、あ〜ん」
「プルばかりずるいぞ。ほら、悠斗。あ〜ん」
何故かプルとプルツーから、あ〜んとされています。ホシノ少佐達と別れて、会場を散策していたらプルとプルツーを見つけたので、一緒に話しながら食事をしていたら、こうなりました。
なんでさ。
クスクス
周囲の人達から笑い声がする。見ていてきっと、微笑ましいのだろう。
「どうしたの悠斗?食べないの?」
「どうしたんだい悠斗?」
プルとプルツーが、フォークを持ったまま首を捻る。ちょっと可愛らしかった。
「いや、何でもないさ」
「そうなの?じゃあ、あ〜ん」
プルがフォークに刺したフライドポテトを口に近付けてくる。
「あ〜ん」
パク
モグモグ
ジャガイモの味が口に広がる。素材が最高級の者なので、味つけ無しでも全然美味しいです。
「美味しい?」
目をキラキラと光らせて、俺の感想を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ