38話
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ただろうが!!」
「へ?そうだったっけ?」
普通にいい放つイズミに、首を捻るヒカルに、怒鳴るリョーコ。まさに、ナデシコかしまし娘である。要はうるさいのだ。
「申し訳ありません不動准将。部下が失礼をしました」
頭を下げるリョーコ少尉。後ろのイズミ少尉も頭を下げている。ヒカル少尉は、イズミ少尉に頭を押されて頭を下げているような格好をしている。
「なに、今日は祝勝会だから構わんよ。ほら、頭を上げて」
流石に誰扱いされたのは初めてだが、別に気にするほどの事でもないしな。
「皆さん、不動准将が許してくれてますから、大丈夫ですよ」
ホシノ少佐がそう言うと、3人とも頭を上げた。特にリョーコ少尉は、安堵の表情をした。イズミ少尉は、何時もと変わらず普通の表情。ヒカル少尉は、ずれたメガネを直していた。
「ホッ。良かったぜ不動准将が怒らなくて」
「おいおい、俺はそこまで器量の狭い人間じゃないぜ」
「あ!いえ、そう言う意味じゃ無くて!」
慌てるリョーコ少尉。表情がコロコロ変わって面白い。
「まあ、良いさ。それより、祝勝会を楽しんでいるかい?」
「あ、はい!楽しんでます」
「はい。美味しい物が沢山有って、食べきれません」
「はい。楽しいですが漫才が無いのが残念」
どうやら3人とも、祝勝会を楽しんでいて何よりだ。
「そろそろ俺は行くよ。皆、祝勝会を楽しんでくれ」
そう言ってホシノ少佐達から離れ、会場内を散策するのだった。
悠斗sideout
ルリside
不動准将が去ってから、四人で話をしています。 ヒカルさんが不動准将を指差しして、誰扱いした時は流石にドキリとしました。まあ、祝勝会と言うこともあり、笑って許してくれましたけど。
現在は、ヒカルさんにお説教の最中です。
「分かりましたか?ヒカルさん?」
「うぅ〜。分かりました」
ちょっと落ち込み気味のヒカルさん。今回は不動准将が寛容だったから良かったですけど、普通なら上官侮辱罪で銃殺刑になっていてもおかしくなかったのですから、その事を確りと言っておきました。
「まあ、ヒカルもこれに懲りたら気をつけてろよ。俺らが所属するメビウスの、最高司令官なんだからな」
「うぅ〜。分かったよ。アニメや漫画ばっかり見てないで、もう少し外を見るよ」
「まあ、気をつけて」
「そうですね。馬鹿ばっかで
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