第三百三十七話 天理教の教会その十四
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「いつもね」
「そうした人っていいわね」
「そうだね、破天荒でも」
もうこのことはかなりだけれどだ。
「僕も嫌いじゃないよ」
「お父さんのことが」
「俺なんか尊敬するなって言うけれど」
他の人を尊敬しろとだ。
「実はね」
「尊敬してるのね」
「親だしね、というかね」
香織さんに笑って話した。
「自分を尊敬するなって言う人はね」
「尊敬出来るわよね」
「自分を尊敬しろって言う人なんか」
それこそだ。
「何だって思うよ」
「馬鹿にするわね」
「軽蔑するよ」
そうした人はだ。
「本当にね」
「やっぱりそうよね」
「恥を知っていたら」
それこそだ。
「そんなこと本気で言わないよ」
「冗談でもね」
「恥知らずな人なんか尊敬出来ないよ」
僕は本気で行った。
「絶対にね」
「そうなるわね」
「そうだよ、そんな人は低いレベルで動かないし」
自分を偉いと思っているからそう言う、しかし自分を偉いと天狗になったらそこからもう成長なんてしない。
「誰からもね」
「尊敬されなくて」
「それでね」
それこそだ。
「皆から馬鹿にされて」
「嫌われるわね」
「そうなるよ」
香織さんに断言で答えた。
「逆に」
「そうなるわね」
「けれど親父はね」
「逆になのね」
「言わないから」
そうしたことはだ。
「いいよ、あと出来れば」
「出来れば?」
「元旦にも会いたかったね」
お袋ともだ。
「折角一家三人また戻ったし」
「だからよね」
「出来たら」
本当にだ。
「元旦にも会いたかったよ」
「そうだったのね」
「元旦に会って」
そうしてだ。
「そのうえでね」
「楽しみたかったのね」
「そうだったけれど」
「お二人共今は京都ね」
「久し振りの夫婦水いらずだからね」
それでだ。
「僕もね」
「二人きりでってことね」
「してあげないとね、京都の料理を楽しんで」
有名なそれをだ、京都の料理の特徴はお金を出さないと美味しいものを食べられないところか。これを学生にも言うから凄い。
「お酒もね」
「お節も」
「元旦はじまったらお節で乾杯してるみたいだし」
それでだ。
「お酒もね」
「飲んでいて」
「それで初詣もしてるだろうね」
今頃そうした時間だろう。
「平安神宮なりね」
「あそこね」
「そうしてると思うから」
二人でだ。
「そっとして」
「二人きりで過ごしてもらって」
「僕達はね」
「こうして時間を過ごしていくのね」
「そうしていこう、じゃあもうすぐね」
「天理教の教会ね」
「そっちに行こう」
香織さんにこうしたことをお話しているうちにだった。
その天理教の教会が見えて来た、日本の宗教であること
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