第三百三十七話 天理教の教会その五
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「布教所もあるし」
「教会だけでなくて」
「教会だけで一万八千あるから」
日本全国でだ。
「意識してるとね」
「あちこちで見るのね」
「そうなんだ」
これがだ。
「特に関西は多いよ」
「元々奈良県の宗教だから」
「それでね」
まさにその為でだ。
「奈良県はお膝元、大阪も教徒も滋賀県もで」
「兵庫県もなのね」
「大きな教会もかなりあるよ」
僕達がいるこの県もだ。
「和歌山も三重もね」
「近畿全体がそうなのね」
「そうなんだ、四国もだしね」
高知県だと高知城の横にあったりもする。
「教会は多いから」
「一万八千もあるのね」
「うん、だから馴染みがあれば」
それならだ。
「すぐにでもね」
「目に入るのね」
「そうなるよ」
実際にだ。
「これがね」
「そうなのね」
「それでもうすぐだから」
僕達が行く八条分教会はだ。
「あと少し歩いてね」
「わかったわ、寒い中歩いてると」
香織さんはこうも言ってきた。
「もう自然にね」
「ああ、お酒抜けるよね」
「そうなってくるわね」
「そうだよね」
「結構飲んだのに」
香織さんは僕に笑ってこうも言った。
「あっという間にね」
「お酒抜けるよね」
「そうなるわね」
「これじゃあ帰る時には」
「もうよね」
「かなり抜けてるよ」
結構以上飲んだけれどだ、僕も。
「そうなってるよ」
「そうよね」
「それ位がいいと思うよ」
「お酒が抜けていたら」
「もうそれでね」
「お酒がずっと残ってるよりも」
「それよりも」
「いいわね」
「だからね」
それでというのだ。
「このまま行こう」
「教会にも」
「うん、悪いところじゃないよ」
僕は香織さんに天理教の教会について具体的に話した。
「穏やかでね」
「そうした場所なの」
「堅苦しいことなんてね」
それこそだ。
「全くないんだ」
「そういえば学園の教会も」
「そうした場所だよね」
「何時でも行っていい様な」
「来る者は拒まずだよ」
これもまた天理教のいいところだ。
「だから何時でもね」
「お参りもしていいの」
「それで悪い日もないから」
「そうなの」
「思い立ったが吉日の宗教だから」
それで縁起の悪い日はないという教えなのだ。
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