第二十四話 二人での楽しみその八
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「私もだけれど」
「好きよ、今のシリーズもね」
「平成も」
「戦隊もね、下手なドラマよりもね」
「面白いっていうのね」
「そう思うわ、というか今のテレビって」
愛はここでは顔を曇らせて言った。
「面白くないでしょ」
「ドラマはまだいいけれど」
「ボラエティとか報道とかね」
「どっちも酷いわね」
「バラエティなんて特定の事務所のタレントさんばかりで」
それでというのだ。
「如何にもお金かけてない」
「そんな風よね」
「報道番組なんて印象操作ばかりで」
「ネットでよく言われてるわね」
「もう最悪だから」
「観ない方がいいわね」
「報道番組は特にね」
そうだというのだ。
「お陰でドラマかスポーツの実況か」
「アニメかね」
「特撮位しかね」
それこそという口調での言葉だった。
「観るのないわ」
「だから余計に」
「仮面ライダーとか戦隊とか」
「そうしたシリーズがいいのよね」
「ええ、だからね」
愛はここではぼやく様にして言った。
「テレビは視聴率がね」
「落ちてるのね」
「スポンサーもね」
最も大事だというこちらもというのだ。
「去っていってるのよ」
「そうなのね」
「面白くなくて」
そしてというのだ。
「悪影響も受けるから」
「観ていいことないのね」
「昔はテレビを観ると頭が悪くなるってね」
その様にというのだ。
「言われていたけれど」
「実際になのね」
「そう、酷い番組ばかりだから」
「テレビ観てると」
「おかしな知識を植え付けられて」
そうしてというのだ。
「そうしてね」
「頭が悪くなるのね」
「それは本当のことよ」
「だからテレビは」
「そうした番組は観ない方がいいわね」
「バラエティとか報道とか」
「もう報道番組なんて」
それこそというのだ。
「嘘ばかりだから」
「よくないのね」
「迂闊に観たら」
「頭が悪くなるから」
「鵜呑みにする位なら」
それこそというのだ。
「観ないことよ」
「それがいいのね」
「そう、相手は騙すつもりよ」
「最初から」
「新聞だって嘘吐くでしょ」
「それも有名よね」
「ある新聞なんて」
それこそとだ、愛は話した。ただしここではあえてその新聞の実名は出さなかった。咲もわかっていると思ってだ。
「もう捏造が代名詞でしょ」
「そうした新聞あるわね」
やはり咲もわかっていてこう応えた。
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