第四百七十五話 【決戦】神との死闘その十六
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しかし徐々にダメージを受けていき。
遂に動きが鈍った、それを見てだった。
エンタープライズは仲間達に言った。
「今だ」
「ええ、ここで決める時ね」
赤城もスサノオを見て応えた。
「最後の一撃で」
「総攻撃だ、いいな」
「わかったわ」
赤城が頷きホーネットと加賀もだった。
放てるだけの艦載機を放った、綾波も魚雷を全て放ち。
クウガは跳んだ、そうして。
キックを浴びせた、全ての攻撃が同時に炸裂してだった。
スサノオは動かなくなった、そのうえで言葉を発した。
「見事だ」
「私達の勝ちだな」
「そうだ、君達は私に勝った」
エンタープライズに動かなくなったまま答えた。
「見事だと言っておこう」
「そうか、やったか」
「君達はこの世界でも私に勝った」
こうも言うのだった。
「見事だった、だが」
「それでもだな」
「また別の世界で君達と会おう」
こう言うのだった。
「そしてだ」
「再びか」
「戦いたい」
「何度でも受けて立つ」
エンタープライズはスサノオを見据えて答えた。
「そうして倒してやる」
「その意気だ、ではだ」
「これでか」
「去ろう」
最後にこう言ってだった。
スサノオは爆発し姿を消した、その後で。
クウガは変身を解いてこう言った。
「スサノオの言う通り終わったよ」
「そうだな、では」
「今はそのことを祝おう」
神に勝った、このことをというのだ。
「そうしよう」
「ではな」
「そしてね」
クウガはさらに言った。
「楽しもう」
「楽しんでいいか」
「いいよ、人間は楽しむことも必要だから」
だからだというのだ。
「そうしよう」
「そうか、ならな」
「うん、皆が待っているよ」
「ええ、もう用意が出来ているわ」
赤城は仲間達の方を見た、見れば。
もう馳走や酒の用意が出来ていた、それで言うのだった。
「ではね」
「今からね」
「行きますね」
「そして楽しもう、また別の世界で戦うことになるけれど」
「今はですね」
「神に勝ったことを皆で祝おう」
「それでは」
「そうだな、では行こう」
エンタープライズはここで頷いた、そしてだった。
戦士達は今は楽しんだ、南国での宴はこの上なく楽しいものだった。神との戦いに勝ち喜びを満喫した。
第四百七十五話 完
2021・6・8
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