第二十四話 二人での楽しみその一
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第二十四話 二人での楽しみ
原宿のパフォーマンスを見てだ、愛は言った。
「いや、やっぱりレベル高いわね」
「原宿のパフォーマンスは」
「日本一集まるからね」
パフォーマンスを行う人達がというのだ。
「だからね」
「そのレベルもなのね」
「凄いわ」
「歌もダンスも」
「凄いでしょ」
「ええ、確かにね」
咲も頷いた。
「そう言われると」
「ここからメジャーになる人もいるしね」
「一世風靡セピアとか?」
「知ってるのね」
愛はこのグループを出した咲に笑みで応えた。
「そうなのね」
「中学の時からユーチューブで観てね」
そしてというのだ。
「知ってるの」
「そうなのね」
「昭和の、五十年代後半の音楽もいいかなって思って」
「聴いてて」
「その頃のジャニーズとかチェッカーズとかCCB聴いてて」
「一世風靡セピアもなのね」
「歌もダンスもね」
そのどちらもというのだ。
「いいって思って」
「それでなのね」
「時々だけれど視てるの」
「中々いいわね」
愛は咲のその返事に唸って応えた。
「実際昭和のね」
「五十年後半からよね」
「女性アイドルもね」
こちらもというのだ。
「かなりね」
「レベル高いわよね」
「そうなのよね」
「それで一世風靡セピアもね」
「いいわよ」
このグループもというのだ。
「そのグループに注目するなんてね」
「いいのね」
「かなりね、センスあるわよ」
「そうなのね」
「だからどんどん聴いていってね」
「それじゃあね。あと女性アイドルもいいのね」
咲は愛に逆にこのことを聞いた。
「そうなのね」
「そう、中森明菜さんとかね」
「ああ、あの人ね」
咲は愛に言われたその名前を聞いて大きく頷いた。
「有名よね」
「三年連続レコード大賞獲得したけれど」
「それだけのものがあるのね」
「聴いて、あの人の一番凄い時の曲をね」
「丁度その時がなのね」
「そう、三年連続レコード大賞獲得したのよ」
「昭和五十年代後半?」
咲は年代を問うた。
「その頃?」
「六十年代の」
昭和のとだ、愛は答えた。
「もうね」
「その頃から平成のはじめ頃の曲をチェックしてるけれど」
「じゃあまさにその頃よ」
愛は即座に答えた。
「私が言ってるのはね」
「そうなのね」
「それでね」
「その頃の中森明菜さんは」
「もう神だから」
そう言っていいまでだからだというのだ。
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