第四百七十五話 【決戦】神との死闘その十二
[8]前話 [2]次話
「パンに合うものをね」
「ライブを終えた人達も来ますし」
新聞やよいも言ってきた。
「だからですね」
「うん、その人達にもだよ」
佐川は彼女にも答えた。
「そうしていこう、他の食べものや飲みものもあるけれど」
「こうしたパンとか牛乳も人気ありますしね」
西条節子は紙パックの牛乳等を出しつつ話した。
「だからですね」
「出していこうね」
「そして欲しいという人に」
「食べてもらおう」
「クリームパンある?」
早速結芽が来た。
「それと林檎ジュース」
「あるよ」
佐川はすぐに結芽にその二つを差し出した。
「どうぞ」
「有り難う、頂くわ」
「じゃあ食べて飲んで」
「そうしてよね」
「君怪我してるから治療を受けた方がいいよ」
「結構やられたわね」
結芽は自分の制服がわりかし傷付いているのを見て言った。
「それじゃあ」
「うん、手当も受けよう」
「食べて飲んだらそうしてくるわ」
「それではね」
「僕もくれるかな」
梶井も来た。
「飲みもの、出来たらレモンのね」
「はい、こっちです」
紺藤さつきが応えた。
「レモンジュースです」
「有り難う、じゃあいただくよ」
「それでは」
「これ飲んで何か食べて寝るよ」
梶井はレモンジュースを受け取ってそれを飲みつつ言った。
「そうするよ」
「どうぞ」
その梶井にシル=フローヴァがミートソースのスパゲティを出してきた。
「出来立てですよ」
「じゃあそれを頂くよ」
「そして召し上がられて」
「寝るね」
「それでは」
「少し寝てまた戦いに戻るけれど」
それでもとだ、梶井は戦場を見つつ言った。
「それでもね」
「戦いはまだ続くね」
ゲルサドラが応えた、凄い勢いで包丁を使い野菜を切っている。
「やっぱり」
「僕が起きてもね」
「うん、ならね」
「また戻るよ」
「健闘してきてね」
「そうさせてもらうよ」
梶井はゲルサドラに応えてスパゲティを食べてだった。
そうして寝てから戦いに戻った、その戦いは。
三日目の夜になっても続いていたがそろそろ明け方になろうかという時になると。
「減ってきたわね」
「ええ」
イカロスはニンフの言葉に頷いた。
「グロンギ達は」
「やってよね」
「やっとかしら」
「やっとでしょ、ずっと戦ってきてよ」
それでというのだ。
「減ってきたから」
「何時か絶対に減るから」
イカロスはいつもの無表情で述べた。
「私は思わないから」
「そうなのね」
「そう、そして」
それでとだ、イカロスはさらに言った。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ