第四百七十五話 【決戦】神との死闘その九
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「何といいましても」
「いや、それは違うでしょ」
「私にとってはそうです。ですがこのシチューもジャガイモも本当に」
美晴は両方食べつつ述べた。
「美味しくてあったまりますわ」
「そうだろ、だからどんどん食ってな」
おやっさんは美晴にも話した。
「そうしてな」
「暖かくしてですわね」
「寝てくれよ」
「わかりましたわ」
「南国でも朝は冷えるで」
その南国のキューバは仲間達に明るい笑顔で話した。
「そやからな」
「それでよね」
「おやっさんの言う通りあったかくしてな」
そのうえでというのだ。
「寝ような」
「そうさせてもらうわ」
美波はキューバにも笑顔で応えた。
「そしてまたね」
「戦っていこな」
「そうしましょう」
「そうしたことにも気をつけて」
キューバはさらに言った。
「じっくり戦っていくんや」
「そうだよな、じゃあ俺達もな」
「頑張っていこうな」
松田と元浜も話した。
「今回も激しくて辛いけれど」
「最後の最後までやっていこうな」
「皆もおやっさんもいてくれてるし」
「キューバもな」
「俺は別に何もないけどな」
キューバは明るい笑顔をそのままに述べた。
「そう言ってくれて嬉しいわ」
「その明るくて気さくさがいいんだよ」
「キューバさんはムードメーカーだからな」
セルジュもハスガも言ってきた。
「本当にな」
「何かと助けてもらっている」
「そうなんか。ほなこのままやってくで」
キューバは金と銀の兄弟にも笑顔で応えた。
「俺は」
「それで頼むな」
「逆にキューバさんが暗いとこっちが心配になる」
「あんたが明るくないとな」
「それだけでそうなるからな」
「辛い時こそ明るさが大事だ」
おやっさんも言うことだった。
「曇より晴れの方がいいだろ」
「はい」
アガーテは微笑んで答えた。
「まことに」
「だからな」
「それで、ですね」
「明るさも必要だ、そしてな」
おやっさんはこうも言った。
「温もりもな」
「必要ですね」
「だから食って暖かくしてな」
「寝ることですね」
「そうしてくれよ」
「わかりました」
「ではね。沢山食べて」
プリンツ=オイゲンも言ってきた。
「そうしてね」
「暖かくしてな」
「寝るわ、そして起きたら」
シチューを食べつつ笑顔で言った。
「また戦うわ。可愛い娘ちゃん達と一緒に」
「あんた今度は俺達と組むぞ」
「それでもいいか?」
セルジュとハスガはそのプリンツ=オイゲンに言ってきた。
「悪いが可愛い娘ちゃんじゃない」
「嫌か、それは」
「いいわよ、美形も悪くないわ。それに心が奇麗なら」
プリンツ=オイゲンは明るく笑ってこうも言った。
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