第四百七十五話 【決戦】神との死闘その七
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「この様にです」
「人間の心だからな」
「人間です」
「女神でもな」
「そうかと」
「あの、お二人共それ位にして下さい」
ここで甘粕が言ってきた。
「流石にです」
「あっ、戦闘中だしね」
「サポートの仕事があるな」
「はい、今お二人は休憩中ですが」
サポート役でもそうだがというのだ。
「それならです」
「休まないと駄目だね」
「それをせんとな」
「休憩中は休んで」
そしてというのだ。
「英気を養って下さい」
「やっぱりそうだよね」
「それやったらな」
「はい、睡眠もです」
これもというのだ。
「非常にいいです」
「そうだね、じゃあね」
「ちょっと寝ような」
「そうされて下さい」
「うん、じゃあね」
「寝るで」
二人も頷いてだ、それぞれの寝袋に入った。そうしてだった。
他の面々も休むべき時は休んだ、そのうえで。
戦闘を行っていた、それは夜になっても続いていたが。
レベッカは灯りに照らされる海岸で戦いつつ言った。
「灯りがあるだけで」
「戦いやすいな」
「はい、本当に」
マージョリーに答えた。
「そうですね」
「よく考えてくれている」
「万全の状態で戦え」
愛宕が応えた。
「そうですね」
「はい、戦いは」
「出来る限りその様にしていくべきだ」
「だからですね」
「そこは整えてくれているな」
「そうです、出来ることは」
それこそとだ、愛宕は戦いつつ話した。
「しています、全ては」
「勝つ為」
「そうだな」
二人で愛宕に話した。
「ではだ」
「照らされている下で」
「戦って下さい、しかし」
愛宕は刀を振るい砲撃も行いつつ言った。
「グロンギ達は本当に」
「そうだ、ただがむしゃらに来るだけだ」
マージョリーはこのことを話した。
「見ての通りな」
「これまでの戦いもそうでしたが」
「見えることはいい」
マージョリーは灯りの話もした、今は変身しておらず人間の姿での体術を使ってそのうえで戦っている。
「しかしだ」
「こちらもその下にいますと」
「照らされてな」
「姿は丸見えです」
「だから格好の狙い目だが」
「しかし」
愛宕はさらに言った。
「それでもです」
「連中はただ、だ」
「暴れるだけで」
「組織だって攻めてはこないな」
「攻めてきても」
レベッカはその攻撃をかわしつつ言った。
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