第六百三十二話 各国のホラー映画その十
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「冷静に罠を張ったり武器を使って」
「倒していくんだ」
「最後は敵のボスが出て来るが」
怪物達のそれがというのだ。
「そいつもな」
「倒すんだ」
「罠を張ってな、それで勝って」
「ハッピーエンドなんだ」
「ちなみに演じているのはうちのスーパースターだ」
アルゼンチンのというのだ。
「ディエゴ=タランティーノだ」
「ああ、アルゼンチンの名優だね」
マルコもその名前を聞いてそれはとなった。
「僕も知ってるよ」
「知ってるんだな」
「だって有名だから」
それ故にというのだ。
「僕もね」
「知っているか」
「うん、色々な映画に出てるよね」
「テレビドラマにも出てな」
「映画にもだね」
「出ていてな」
それでというのだ。
「その映画にも出て」
「名演技なんだね」
「もう九十だけれどな」
連合の平均寿命は男女共に百歳を越えているがそれでももうそろそろ引退してもいい年齢ではある。
「それでもな」
「まだ出ているんだ」
「現役でな」
「元気な人だね」
「それでその爺さんもな」
映画の中の役もというのだ。
「歳なんで力はないが」
「頭の回るだね」
「凄い爺さんでな」
「その怪物軍団をやっつけるんだ」
「ああ、それで続編はな」
この時はというと。
「蝗の怪物の大群だ」
「狼の次は」
「五千億のな」
「それって軍隊案件だよね」
最早とだ、マルコはその数を聞いて言った。
「普通の蝗でも」
「普通の蝗も凄いからな」
「そうだよね」
「もう何でも食い尽くす」
「服ですらね」
「その蝗の怪物だ」
それだというのだ。
「もうそれこそアバドンみたいだ」
「黙示録に出て来る」
「そんな感じでな」
それでというのだ。
「もうな」
「何でも食べ尽くして」
「それで突き進んでくるが」
「お爺さんまた知恵を使ってなんだ」
「勝つ」
そうするというのだ。
「そうしてな」
「ハッピーエンドなんだね」
「五千億だとな」
「普通の蝗でも凄いよ」
「二十一世紀でもな」
それこそというのだ。
「どうにもならなくてこの時代でもな」
「軍隊案件だね」
「普通の組織では無理だ」
「普通の蝗でも何千億匹だと」
「もうその星単位の危機だ」
「作物も何でも食い荒らされてね」
「食い尽くされるからな」
それでというのだ。
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