暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga33彼女たちの今〜Side Midchilda〜
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武装隊の展開してる結界には進入可・脱出不可の一方通行効果があるから、私たちは苦労せずに結界の中に入ることが出来た。そんで、ここアーレンス地区に混乱を招いた存在を目視。
全身の至る所にいろんな種類の生物の頭蓋骨を付けたイグアナのような真っ黒な巨大生物と、額やお腹や背中にダビデ像の顔のような石像を付けたティラノサウルスのような真っ白な巨大生物が、突進や噛み付き、尻尾での打撃などの攻撃を繰り返し、その影響で周囲の建物を破壊してるって感じやな。

「でっけぇ・・・」

『昔観た特撮にあった怪獣大決戦みたいです』

『やべぇな。ゴ〇ラとかキングコ〇グとか思い出す』

リインとアギトがそんな感想を漏らした。サイズは違うけどジュラ〇ックパークシリーズを私は思い出しなぁ・・・って、そんな悠長なことをしてる暇はあらへん。すぐに私たちは2頭の巨大生物の鎮圧に動き出す。まずはあの2頭を引き剥がすところからや。私とシャマルとザフィーラ、ヴィータとシグナムの二手に分かれて、私とシャマルとザフィーラはイグアナを、シグナムとヴィータはティラノに向かった。

『主はやて。やはり力ずくでいきますか?』

「『そうやね・・・。言葉が通じるとは思えへんし、全力で行くよ!』ザフィーラは私に付いて来て!」

「承知!」

「シャマルはリンカーコアの摘出準備!」

「判りました!」

“夜天の書”を開き、「『爆ぜよ。夜天彩る極光!』」と、私が持ちうる魔法の中でも最強クラスの呪文を詠唱。直感とゆうか本能とゆうか、今目の前で激突してる2頭の巨大生物は普通の魔力保有生物とは生物としての格が違うと告げてるから、手加減無用の一撃を選択した。

「貴様は・・・!」

「こっちだ!」

――火龍一閃――

――ギガントシュラーク――

シグナムが大きく伸長させた炎の剣を振るってティラノを後退させると、ヴィータが超巨大化させた“アイゼン”を振り下ろした。ヴィータの一撃は見事に頭部を捉えて、ティラノを地面に叩き伏せた。私も負けてられへんとイグアナに向かって“シュベルトクロイツ”を向ける。対するイグアナは私を気に掛けることなく、ググっと立ち上がろうとしてるティラノにのみ意識を向けてる。

「(クロノ君の報告通りやな。人には危害を加えようとせえへん)ポラールリヒト・ノーヴァ!」

そんなイグアナに向けて魔法を放った。イグアナを中心に夜天結界が発生して、結界内に発生する無数の強大な雷撃が一斉に襲撃。そのまま結界を野球ボールサイズにまで圧縮して、イグアナをもっと広い場所へと移動させるためにその場から離れる。

『主はやて! イグアナの抵抗が激しく、もうもちません!』

『もうか!? もうちょい維持できひ――』

私の側に浮いて追従してた魔力スフィ
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