暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga33彼女たちの今〜Side Midchilda〜
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とヴィヴィオがフォルセティの隣に並んだ。
「わたしだって黙っていないですよ。フォルセティはわたしの・・・その、か、彼氏だから!!」
顔を真っ赤にしてそう言い切ったヴィヴィオの姿にシャルちゃんは「ぐはっ!」と、胸を銃で撃たれたようなリアクションをしてから湖に沈んでった。そんでプカァっと仰向けで浮いて来て、「独り身が辛い・・・」ポツリと漏らした。そんなシャルちゃんを私とすずかちゃんで砂浜に戻して、「何をやっているのだか」と呆れてる“スキュラ”の次女ベータに預けた。
「さて、そろそろ戻るか」
「ああ」
ビーチチェアから降りたシグナムとアインスが軽くストレッチをしてると、「暇ならこっち手伝えー」って砂浜ですごく立派な出来のミッド地上本部の砂像を造ってるヴィータ、リイン、アギトが2人に声を掛けた。泳ぐ気満々やった2人はちょう困ったような顔になった。
「あ、じゃあ私とザフィーラが行くわ。シグナムとアインスは泳いできていいわよ」
シャマルがそう言うて浜に上がろうとしたその時、管理世界にて緊急事態が発生したことを知らせる特殊コール音が、浜に設けられた丸テーブルの上に置かれたデバイスからけたたましく鳴り響いた。意識が日常から仕事モードへと切り替わる。みんなそれぞれキーモニターを展開して、通信を繋げてきた相手と顔を合わせた。
私たち局員組に通信を繋げて来たのは同一人物で、「クロノ君!」やった。基本的にチーム海鳴への緊急連絡は、クロノ君かリンディ統括官かレティ総部長の3人から来ることになってるから、今回も例に漏れずやな。
「何かあった? アイリ」
シャルちゃんに通信を繋げてきたのはアイリやった。ルシル君と一緒に公式に死亡となったアイリやけど、今はシャルちゃん達に付いて騎士団に入団して、藍木春菊騎士隊インディゴ・マルガレーテってゆう、再教育された元最後の大隊の融合騎をメンバーとした隊のリーダーになってる。
(アイリ・・・)
ルシル君と違くて私たちのところへ帰ってきてくれたアイリの今後の処遇をどうするかって話になったことで、私たちはある嘘を世間に吐くことにした。“T.C.”との戦いで運よく生き残りはしたんやけど、瀕死の重傷を負ったことで密かに静養してたとか、死亡扱いにしてたのは“T.C.”の追撃を避けるためとかな。深く詮索されたら怪しまれるやろうけど、マスコミや世間はそれを受け入れてくれた。
そんなアイリが局に入り直さずに騎士団に入ったのはまだええけど、八神の家を出て騎士団員の寮に入ってしまったのは寂しいわ。
――はやてのお家に居ると、どうしてもマイスターのことを思い出しちゃうの。留まっちゃうとアイリ自身がダメになっちゃいそうだし、出て行こうと思うのね。・・・ごめんね。お世話になりました――
そうゆう理
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