第十七話 冬の入り口その七
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した。
「友井君にも彼女がいたらってね」
「希望だけじゃなくて?」
「だってさ。あんないい人なんだよ」
真人の人柄を見ての言葉だった。
「だったらね。やっぱりね」
「幸せになって欲しいから」
「彼女ができて幸せとは限らないけれど」
これは一概に言えなかった。そうした相手がいても幸せと感じるか当然と感じるか不満に感じるかはそれぞれなのだ。だがそれでもだというのだ。
「友井君にはね」
「幸せになって欲しいから」
「彼にそうした人がいてくれたらって思ってたんだ」
「それでそうした人ができたのね」
「そうなんだ。僕はまだその人に会っていないけれど」
それでもだと。希望は話していく。
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