第六十六話 好き嫌いその二十五
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「阿波野君絶対に嫌いな相手が変なことしたらずっと言い続けるでしょ」
「絶対にしますよ」
「犯罪したら住所と実名ネットで晒すわよね」
「喜んでします」
「とにかく嫌いな相手だとその人の嫌なこと徹底的にするわね」
「調べたうえで」
「正直悪いんねん積むことだから」
お話していて呆れました、完全に特撮のダークヒーローというか悪質な悪役です。例えヒーローが話にいても。
「そんなことしたらね」
「悪いんねんが、ですか」
「ほこりが積み重なってね」
そうしてです。
「悪いことにしかならないわよ」
「やっぱりそうですか」
「そうよ、だから前に進む為にも」
本当にその為にです。
「そうしたところはなおしてね」
「そうしないと駄目ですね」
「ええ、というか嫌いな相手には凄く性格悪いわね」
嫌がることを調べてまでして徹底的にそれをするなんてです。
「嫌われてもいいのね」
「嫌いな相手にはそうですね」
「誰からも嫌われないでいたいとかは思わないの?」
「僕人に好かれる嫌われるとか意識しないんですよ」
「そうなの」
「はい、嫌いでない人には親切で公平でいたいですが」
そういえば奥華でも評判はいいです、そして後輩の子達からの評判も悪くないです。阿波野君の同級生の寮の娘達から聞きました。
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