第四百七十五話 【決戦】神との死闘その六
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「そやから安心して戦っていくんやで」
「僕のベル君の方が強いぞ」
「何言うてる、うちのアイズちゃんの方が強いで」
「ベル君に決まってるじゃないか今は」
「何言うてる、アイズちゃんの方や」
「とりあえずどちらも強いということで」
まなは二人の言葉を聞いて述べた。
「ベルさんもアイズさんも出てもらいましょう」
「そうね、この女神様達はすぐこう言い合うから」
エイナはまなに応えて述べた。
「とりあえずはね」
「放置してですね」
「それで作戦を言いましょう」
「そうですね、何かです」
まなはいがみ合いをはじめた二人を見つつエイナに述べた。
「女神様もです」
「人と性格変わらないわね」
「そうですね」
「私達の世界の神様はこうなの」
こう言うのだった。
「皆ね」
「人間的なんですね」
「そうなの」
「まあ神様の性格は」
ここでかまどが言ってきた。
「アクアさんもだっぺ」
「あの人はちょっと過ぎますね」
エイナはかまどには笑って答えた。
「流石に」
「そうだべか」
「人間臭いです」
「お調子者ですぐに泣いて」
「ドジで」
「そうした方だからだっぺな」
「人間的過ぎます」
そうだというのだ。
「多少以上に。ですが」
「そこがっぺな」
「かえっていいです」
こうも言うのだった。
「人間的なので」
「そうっぺな」
「親しみが持てます」
「それは国家もでして」
リヒテンシュタインも言ってきた。
「私達も心はです」
「人間と変わらないですね」
「人間によって形成されますから」
それ故にというのだ。
「やはりです」
「その心もですね」
「人間ですね」
「そして神様も」
「悪魔もだな」
アザゼルが笑って言ってきた。
「そして天使も堕天使も」
「つまりアザゼルさんも」
「俺も結構人間臭いだろ」
「いい意味で」
エイナはアザゼルに笑顔で答えた。
「そうですね」
「そうだよな」
「そしてそのことがです」
「人間である理由だな」
「その心が人間であるかどうか」
「そうだよな」
「そしてそれは軍艦でもです」
この世界の少女達もというのだ。
「同じですね」
「そうだよな」
「姿形、種族に関わらず」
「心が人間ならな」
「人間です」
「そうだよな」
「そしてヘスティアさんとロキさんも」
今はがっぷり四つに組み合っていがみ合う二人を見て話した、見れば動きは実に息が合っていてダンスの様だ。
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