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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百六十七話
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経由ではるばる向かった先は中東だ。
「こんにちは羽川さん。こんな所で奇遇ですね」
崩れかけた廃墟の一室。
焼け落ちた学習塾跡の廃墟よりもひどい有様のそこに、彼女は身を潜めていた。
「いや、絶対に奇遇ではないでしょ。ここがどこだと思ってるの一夏くん」
「どこって…紛争地帯?」
やや内陸に位置する紛争地帯。
トレイターから光学迷彩状態のカンヘルで近くまで飛んできて、そこからは徒歩だ。
羽川翼。それが今回スカウトする人材だ。
彼女は直江津高校の制服に身を包みながら、ゴツいベルトに二丁拳銃を差している。
いつぞや渡した物だろう。
「そう。紛争地帯。学校はどうしたのよ?
君はまだ中学生なんだよ?」
「学校ですか? 今日は休日ですよ?」
「知ってるわ。でもここに来るのに3日はかかるはずよ?」
「俺たちにその時間計算は適用されませんよ。
ISやその技術を応用した艦船がありますから」
「確かに愚問だったわ。それで?一夏くんは休日に不法入国までして私に何の用なのかな?」
「不法入国は貴方も同じでしょう。
まぁ、本題です。取引しませんか?」
「取引?」
「はい取引です」
「一応、聞くだけ聞こうかな」
「では…ちょっとISと怪異に関する実験に付き合って、あと束さんに時々協力してやってください。
見返りはどこの国も所有権を持っていないしIS憲章に抵触しない最新型コアとその外装です」
「随分な大盤振る舞いだね。でもISと怪異に関する実験? 相反するように思えるんだけど?」
「普通はそうですね。数世紀は先の技術と呼ばれるISと今は忘れ去られた怪異は相反するように見える」
「相反するどころか、ISは怪異を脅かすんじゃない?」
「ええ、そうですね…。でも、ISは全てのオカルトを否定する訳じゃない」
「続けて」
「もし、魔法の発動を補助する機械があったなら?」
「まさか…!?」
「ええ、そうです。ISコアには魔法や魔術の発動を根源的原理から補助する機能があります。
白騎士よりも前に作られた、世間では誰も知らない始まりのコアの時からすでに」
「じゃぁ、ISの適正っていうのは…」
「いえ、IS自体は魔法適切が無くても乗れますよ。
ただワンオフアビリティーの発現には少なからず関わりますがね」
「それで?」
「はい。俺が知る限り…いえ、俺が関わったコアの内の五つには怪異やそれに類する物を憑依させています。
俺が貴方に協力を要請したいのは、貴方の内に眠る二つの怪異をISコアに移せないかということに加え、人は自身の他の人格を式神として制御できるのか、という実験です」
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