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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百六十七話
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全無欠なブリュンヒルデの唯一無二の欠点だ。
罪なき一般市民は俺の事なぞ気にも止めない。
でも政治団体は違う。
そう政治団体。この国の秩序に属する一部の者たちは何が何でも俺を葬り去りたいんだよ。
肉体どころか俺が存在したという事実を消すために戸籍さえも。
もちろん俺だってやられっぱなしじゃいたくない。
だけど俺は見ての通りただの子供だ。
だから大人を頼ったのさ。貝木泥舟という、最高最悪の詐欺師にね。
毒を以て毒を制す。基本中の基本だよ?」
今回の中学生をターゲットにした事件とは全くの無関係である事を事細かに説明して納得してもらった。
が、火憐さんとしては悪に対抗するために悪を使う事には納得できていないようだ。
彼女が帰ったあと、箒が階段を降りてきた。
「何の用だったんだ?」
「千石を呪ったアホが居ただろ? そいつが自首してきたってさ。
そんでそのアホが殺人未遂してたから止めに入ったんだが、その被害者が貝木だったからチクったらしい」
「その、千石を呪ったという男は馬鹿なのか?」
「このあいだ俺が邪魔したじてんで蛇切縄に胸辺りまで巻き付かれたからな。
それに耐えきれなくなって自首したんだろ。
まぁ人を呪わば穴2つ。俺としてはザマァ以外の感想はないな」
「同感だ。流石に死ねとまでは思わんが友人を呪った相手が同じ目にあったというのは多少スッとするな。
それでも私はその男を許す気は無いがな」
千石が呪われた時静かにキレてたもんなこいつ。
「まぁいい。朝食にしよう一夏」
「リクエストは?」
「任せる」
箒とのんびりしていると唐突に暦さんから電話が入った。
「もしもし暦さん? そっちからかけてくるなんて珍しいね」
sound onlyの表示されたホロウィンドウに話しかける。
『一晩でいいから火憐と月日と育を預かってくれないか?』
「なるほどそうきたか」
ということは憑物語は今日か。
別のホロウィンドウでコタンジェントの持っている携帯電話の位置を特定すると既にこの街にいる。
ふむ。一応用意はしてあるし問題ないな。
「本当に申し訳ないけどその頼みは聞けない」
『…理由は?』
電話越しで伝わるほどひっくいドスの利いた声で言われた。
暦さんからの信頼は地に落ちている事だろう。
「暦さんがそうしようとしているのと全く同じ理由さ。
月日をこっちに預けたいってことは影縫さんとコタンジェントが来るってことだろ?
俺は暦さん以上に吸血鬼の力を自由意志で使っているし、そもそも影縫さんと奏には因縁がある。
月日以上に、俺は今この街に居られなくなったと言うわけだ」
加えて手織正弦も来るとなれ
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