長点上機学園中等部からの交換生徒
[2/4]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
っているものは少ない。
「風紀委員長ですの?聞いたことがないですわ。」
「私も同じですわ。」
「そうなんだ。私って影が薄いからしょうがないかな。」
私はあえて影が薄いと言った。
「決して木原さんが影が薄いなんて思ってませんわ。」
「ありがと。変わりに私の能力を一つだけ教えてあげる。」
私は窓辺に近づいて、窓を開けると、窓ぶちに空き缶を乗せた。
「みんな、離れえてね。」
私は窓ぶちにおいた空き缶からこの教室の中で一番遠いところにたって 見せた。
私は手で、子供の頃誰もがやったであろう銃の形を作った。
「能力No.1、空気銃。」
私は能力名を口に出しながら空気の弾を撃った。
空き缶に当たると、空き缶は缶の面影をなくしていた。
私は見せてはいけない能力を見せてしまった。
しかし後悔はしていない。
私の能力はまだ4つ残っているのだから。
「木原さん、凄いですわ。空気であれだけの威力。もしかしたら御坂様といい勝負になるのでは?」
「そうですわ。能力開発の授業が楽しみですわ。それではまた。」
教室にチャイムがひびきわたった。
「いけない。」
私は自分の席に向かった。
私が席につくと、前の席である常盤台のエースである御坂美琴が私に話しかけてきた。
「木原さん、今さっき能力No.1と言っていたわよね。」
「はい。それがどうしたんですか?」
「木原さんは多重能力者なの?」
「私の能力は理論上不可能とされるされるあれとは方式が違う、言うならば多才能力者です。」
私は一人の研究者の言葉を借りた。
私の能力は生まれながらにして五つの能力を持っている。
空気銃、空間移動、洗脳銃、???、???。
私の能力を知っているのは三人。
一人目は学園都市一位の一方通行。
二人目は二位の垣根提督。
三人目は四位の麦野沈利。
もう一度言いますが私は風紀委員長ですよ。
ですけど暗部にも知り合いがいたりします。
「まあいいわ。能力開発の授業で私と戦いなさい。」
「良いですけど、手加減は出来ませんよ。第三位。」
「言うじゃない。すぐに倒してやるんだから。」
「多才能力者に勝てるのかしら。木山先生みたいに優しくはないわよ。」
私はつい木山先生の名前を出してしまった。
「そうね、木山先生みたいに優しくないでしょう。なんて言っても幻生の孫なんですものね。」
「気づいていたのね。リトルマッドサイエンティスト。昔の通り名よ。あなたも知っているの木原幻生の子ですよ私は。」
すると御坂さんの表情が凍りついた。
「私を怒らせた科学者の子が呑気に学校に通ってるんじゃないわ
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ