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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
第三百三十四話 初詣その二

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「だからね」
「また温まるのね」
「そう、ただやっぱり飲み過ぎにはね」
「注意ね」
「酔い潰れなんかしたら」
 若しそうなるとだ。
「この寒さだから」
「風邪引くどころじゃないわね」
「凍死もね」
 こうなることもだ。
「冗談抜きにあるよ」
「そこ怖いわね」
「夏以外の季節外で寝ると危ないから」
 冬だけじゃない。
「ホームレスの人は夜はずっと歩くらしいよ」
「そうなの」
「夏以外はね」
「凍死するから」
「段ボールとかビニールのお家があるならいいけれど」
 それならまだ、だ。
「けれどね」
「そうした場所がないと」
「それならね」
 完全に外で暮らしているならだ。
「夏以外の季節はね」
「ずっと歩いているのね」
「夜はね」
「さもないと凍死するから」
「だから今もね」
 それこそ何があってもだ。
「酔い潰れないことだよ」
「そこが大事ね」
「うん、ただ出店が一杯あるから」
 僕はこのことについても話した。
「色々食べようね」
「たい焼きとかね」
「もう何でもあるから」
 それこそだ。
「色々とね」
「食べるのね」
「そうしよう」
 まさに好きなものをだ。
「そこにあるものをね」
「色々あるのよね」
「大抵のお店はあるよ」
「クレープとかも」
「それもかなり美味しいよ」
 毎年出ているからよく知っている。
「楽しみにしていていいよ」
「それじゃあね」
「フランクフルトもあるし」
「定番よね」
「りんご飴もあるよ」
「焼きそばも?」
「勿論だよ」
「もう定番は全部あるのね」
「かなり出るからね」
 出店がだ。
「住吉大社みたいだよ」
「ああ、大阪の」
「あそこも凄いけれどね」 
 初詣の時はだ。
「八条神宮も負けていないよ」
「西宮も凄いのよね」
「うん、あそこもね」
「そうよね」
「そういったところに負けてないから」
「色々な出店があって」
 香織さんは期待する目で言った。
「色々食べて」
「楽しめるよ」
「それは楽しみね」
「じゃあ行こうね」
「ええ、今からね」
「お化け屋敷もあるし」 
 これも出る。
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