四話
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がどういうことだとすぐさまナルト達に詰め寄られる。
「一体全体どーいうことだってばよ!」
「そうよそうよ! 首にでっかい針がブッスリ刺さってたのよ!」
「ふざけた言ってるとただじゃおかねぇぞ!」
「それがなぁ……」
カカシは淡々と再不斬が生存していると予測した理由を説明していく。武器が千本だったこと、自分たちがいたとはいえ、追い忍がわざわざ死体を運んで行ったことなど。そして、恐らくあれは仮死状態にしただけだと。まだ忍の世界に身を投じて間もないナルト達にはいまいち実感がわかない内容だったが、少なくともカカシが冗談を言っているわけではないことだけは理解できた。
「それじゃあ、本当に来るのね?」
「まず間違いなくな」
正直なところ、カカシも困っているのだ。また戦うとなれば、自分は再不斬とタイマンになるだろう。そうすると問題になるのがあのお面の子だ。カカシが予測するに、あのお面の実力は少なく見積もっても中忍。今のナルト達では例え三対一でも辛い相手だ。
「お前達に課す修行は木登りだ。ただし、手を使わずに登ってもらう」
だからこその修行。幸い、仮死状態から全快するには少なくとも一週間はかかる。その猶予を最大限に生かせば、何とかやりあえる程度にはなるだろう。
「全員、片足を気につけてチャクラを足に練るんだ。そうすれば、ある特定の量まで練った所でチャクラに吸着力が生まれるまずだ。その量をしっかりと記憶しろ」
「あ、本当だ。足が木にくっついてる」
もっとも早くチャクラの吸着を感じたのはサクラ。思い切り足を引いても離れない足を不思議そうに見ている。
「ちっ」
サスケはどうだろうと眼をやれば、木の幹が爆ぜて体勢を崩し尻もちを付いているところだった。
「サスケ、幹が爆ぜるってことはチャクラが多いんだ。もっと練る量を減らして見ろ。それとナルト、お前は練る量が少なすぎる」
サスケのついでにムキーっと全然くっつかぬ足で地団駄踏んでいるナルトにも修正点を伝える。
「ほらほら頑張れ。最終的にはこうなってもらうからなー」
最後に手本を見せておくかと、カカシも下忍達と同じく印を組んでチャクラを練る。そして松葉杖をついたその足で木を垂直に登っていく。そして最後には枝に宙釣りの状態で立っていた。
「ハハハ、スゲーってば」
「へー、そんなことまで出来るんだ」
「……確かに、出来れば役に立つな」
この修行によって得られる成果に三人とも納得がいったのか、先ほどよりもやる気を出してくれたようだ。うむうむ、とカカシは頷き三人を見守るのだった。
「先生、相変わらず護衛はアンタだけか」
「ええ。アイツ
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