第四百七十四話 【大海】海での訓練と遊びその十四
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「それも最後までだし」
「確かに鍛えられてるけれどな」
「よく出来ました」
「これも訓練だ、また言うが実戦で水着になるか」
そもそもというのだ。
「ならないな」
「有り得ないですね、確かに」
白衣の下は白ビキニのイースナが応えた。
「その通りです」
「そうだな」
「はい、ターニャさんの言われる通りです」
「納得してくれて何よりだ」
「そうですね、それとです」
イースナはここでだった。
愛香を見てこうも言ったのだった。
「先程西瓜を素手で真っ二つにしましたが」
「それがどうしたのよ」
「その動きまさに蛮族でした」
「そこでもそう言うのね、あんた」
「事実ですから」
言うというのだ。
「実にらしかったです」
「包丁使う手間考えるといいでしょ」
「普通包丁を使って切りますので」
だからだというのだ。
「それをしないなぞ」
「蛮族だって言うのね」
「至って」
「あの、流石にです」
たまはその西瓜を食べつつ言ってきた。
「西瓜は包丁で」
「切って食べるべきっていうのね」
「私もそう思います」
「それが一番手間がかからないと思ったけれど」
「ですがやはりです」
普通はというのだ。
「包丁を使われるべきです」
「そうなのね」
「はい」
「まあ蛮族のことは兎も角としまして」
イースナは今度はたまを見て言った。
「たまさんのことですが」
「あんたが言ったんでしょ」
「ですから兎も角としまして」
愛香をあっさりといなしてさらに述べた。
「たまさんもスタイルいいですね」
「そうですか?」
「はい、胸もありますし」
黒ビキニから見えるそれを見ての言葉だ。
「全体的なスタイルも」
「そういえば色白ですね」
白ビキニのソフィアが言った。
「たまは。そしてウエストもくびれていて」
「スタイルいいですね」
「かなりです」
ソフィアはイースナにはっきりと答えた。
「たま可愛いですよ」
「グラビアもいけますね」
「間違いないです」
「あの、私は」
たまが謙遜して否定しようとするとルーラが言った。すらりとした均整の取れたスタイルを黒のワンピース胸の部分が大きき開いたそれで包んでいる。
「だからいつも言ってるわね、あんたはポテンシャル高いのよ」
「そうですか」
「そうよ、世界は違うけれどミモザ位にはね」
「なれますか」
「充分にね」
こう言うのだった。
「私がいつも言ってるでしょ」
「そうですか」
「あんたにはあんたの勉強やスポーツの仕方があって」
「それをすればですか」
「ちゃんと力を出せて」
「スタイルもですか」
「基本お顔はいいし」
たまのそれはというのだ。
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