第四百七十四話 【大海】海での訓練と遊びその十三
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「俺はあんなの作らねえぞ」
「もう少し考えた方がいい」
葉山も言うことだった、それも真顔で。
「調理をな」
「そうですか」
「俺もそう思う」
こうベルファストに述べた。
「そちらの料理はな」
「バーベキューを焼いてもだ」
ターニャはロイヤルから貰ったそれを食べつつ言った。
「焦げ過ぎだ」
「私が焼きました」
「酷過ぎる」
青ビキニのフッドに返した。
「これはな」
「そうですか」
「言わせてもらうがな」
軍服姿で述べた。
「あまりにもな」
「中に火を通すことはいいが」
ゼートゥーアも言ってきた。
「焦がすのは駄目だ」
「帝国軍の糧食よりも酷い」
こうまで言うターニャだった。
「実にな」
「火を通せば食べられますね」
「いや、焦がすとだ」
「駄目ですか」
「それはな」
フッドに真顔で話した。
「流石にな」
「そうですか」
「気をつけてくれ、食べられればいいというものではない」
「では私は」
「食べられればいいというものではないと言った」
群青のビキニのセシリアにも述べた。
「私はな」
「では食べられませんの」
「何かわからないものではないか」
セシリアが作った料理はというのだ。
「それではだ」
「食べられませんの」
「全くな」
こうも言うのだった。
「私には無理だ」
「それはいいけれどな」
昴はそのターニャに言ってきた。
「泳ぐ前から気になっていたけれどいいか」
「何だ」
「泳ぐ時も軍服でもいいのか」
「問題ない、戦場で水着になるか」
ターニャは昴で強い声で反論した。
「ならないな」
「それはそうだな」
「だからだ」
「軍服のまま泳いだんだな」
「あえてそうした」
こう言うのだった。
「この度はな」
「そうなんだな」
「最後まで泳げたな」
「それで着替えてきたんだな」
「シャワーも浴びてな」
そうして海水を落としたというのだ。
「だから問題ない」
「そうだといいけれどな」
「けれどよく泳げたわね」
桃色のビキニの桃子も言ってきた、見れば大きな肉をどんどん食べている。
「服を着て」
「しかも分厚い軍服ですから」
「余計に凄いな」
「観ていて驚いたわ」
犬神、猿神、雉神も言った。
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