五十二 潜入
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
身だと気づいた水月は半ば呆れたように眼を瞬かせた。
「…よくそんな真似ができたね」
再不斬は木ノ葉隠れの里に連行され、厳重に拘束されていた。
拷問・尋問部隊隊長である森乃イビキを挑発し、水筒を投げ捨てさせることで水月は自由の身となれたが、再不斬本人は自由など許されなかったはずだ。
それもチャクラを使えないよう、牢に閉じ込められ、拘束具で動きを封じられ、印を結べないように拘束されていた身で、よくもまぁ水分身なんて作れたものだ。
水月のもっともな意見に、再不斬は片眉をついと上げる。
イビキと入れ違いに己の監視役を望んで現れた、自身と同じ野心の匂いを放つ男が脳裏に過ぎった。
月光ハヤテに一瞬、拘束を解かれ、その隙に印を結ぶことでつくられた水分身の再不斬は、本体と同じ強面でふんと鼻を鳴らす。
「顔見知りがいたんでな」
ナルトのだがな、と心の中の呟きは口にはせず、若干面白くなさそうに再不斬の水分身は肩を竦めた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ