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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
二十話〜公開意見陳述会(後編)
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。その真名は……


妖しき大槍(マルテ)!」



彼のバビロニア提督バリガンの使いし大槍。
血を吸わせると重くなり、威力が増していく。
真名を解放すれば槍から放たれる妖気でB以上の対魔力スキルを持たぬ相手の動きを鈍らせる。


その力は拘束宝具との相性が抜群だ。


「体が……いう事を聞かない!?」
「捕えさせてもらおう、魔獣捕えし足枷(グレイプニル)!」


そして私が使ったのはフェンリルを捕らえた伝説の紐。
魔獣の類に対し絶対的な拘束力を誇る紐である。
人に使っても効力があるわけではないが、エルキドゥに比べても速度が速い。
マルテで動けなくした後、グレイプニルで縛る完璧な展開だ。


「くっ………」
「ギンガは返してもらう。君たちの身柄も拘束させてもらおうか」


だが、


「ふっ、間に合ったか」


三人のうち縛られている赤い髪の少女……先ほど私を襲った子がそう言い放つと、


「お待たせ!」


突然床から水色の髪の少女が現れ、赤い髪の少女を抱くと再び床の中に戻っていった。


「なに!?くっ、投影開始(トレース・オン)!」


干将莫耶を投影し、再びの襲撃に備えようとしたが、


「あああああああああああああああああああああ!!!!!」
「なに!?」


エルキドゥの拘束を自力で解いたスバルが襲いかかってきた。
その体は傷だらけで………その傷からは部品のようなものがのぞいていた。


「まさか、スバル……君は……」
「あああああああああああああああああああ!!!」


拳を干将で受けるが砕かれてしまった。
まずい!このままではギンガが………


「スバル!すまん!」


残っていた莫耶の柄頭でスバルの鳩尾をおもいっきり殴る。
それでスバルは気絶した。が、


「あとはチンク姉とこいつだけ!」


見れば先ほどの水色の髪の少女がギンガを連れて行こうとしていた。


「させん!」


瞬時に干将莫耶を投影し直し、干将だけを投擲する。


「あぶなっ!?」


避けられるが、それでいい。
その一瞬でギンガのもとまで行くことが出来た。


「うわ!戻ってきた!?」


少女は干将莫耶に翻弄されている。この隙に撤退だ。彼女たちを捕まえられなかったのは誤算だが、ギンガの救出はできた。


通路を逆走していると、


「士郎君!」


なのはと遭遇した。


「スバル!ギンガさんも……すごい傷」
「早く医療班のところに!」


私が抱きかかえている二人を見てそういう判断を下した二人だが、


「スバルはそれで十分だ。だが、ギ
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