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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
G編
第99話:衣替え
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、アルドとウィズは一度顔を見合わせてから彼に向き合った。
「俺を、すぐにでも戦わせてください! 彼らを、ウィザード達を、マリア達を助ける為に!!」
今の自分が戦える状態でない事は理解している。だからこそ、ガルドは2人に頼んだ。アルドはあらゆる病や怪我に対処する術を持っており、ウィズの魔法は他者を癒す事が出来る。無論リスクはあるだろう。本来時間を掛けて癒すべき傷を、強引に癒すのだ。後で必ずしっぺ返しが来る。
「……後でしっぺ返しが来ますよ?」
「承知の上です。このまま何もせずに寝ているなど、それこそ俺が迷惑を掛けた全ての方達に面目が立たない。これまでの件で咎を受けると言う意味でも、お願いします!!」
ベッドの上でガルドは2人に頭を下げた。その様子からは確かな覚悟を感じた。ウィズとアルドは再び顔を見合わせる。その2人を、ガルドは目線を反らさずじっと見つめ続けた。
揺るがぬその視線に、アルドが折れたのか小さく溜め息を吐くと小箱を取り出した。そして小箱から薬液の入ったアンプルを幾つか取り出し、別の小瓶に入れ振り混ぜる。混ざり合った薬液は極彩色であり、正直に言って人間相手に使うような代物ではない。毒と言われても仕方ない物だが、アルドはそれを躊躇無く注射器に入れた。
そしてガルドの手を取ると、極彩色の薬液を彼の腕に注射した。
「ぐぅっ!? うぅぅぅぅぅぅ――――!?」
冷たい薬液が腕を中心に全身を駆け巡る感覚に思わず怖気が走る。流石に呪いでボロボロになった体を癒す程となると、その過程で不快感がどうしても出てしまうらしい。
しかしそれだけの価値はあった。全身の不快感が引いた時には、それまで全身を苛んでいた苦痛が綺麗さっぱり消えていた。流石の腕前とガルドは感心する。
「お見事です……流石……」
「あとは、これだな」
〈コネクト、ナーウ〉
両手を何度か握って開くを繰り返し調子を確認するガルドに、ウィズは魔法で新たなウィザードライバーと幾つかの指輪を取り出し放った。それは嘗て、ガルドがウィズと共に行動していた時に使用していた物だ。
「これは――!」
「お前にはこちらの方が似合っている」
ソーサラーのドライバーや魔法はジェネシスが用意した物。心理的にもそうだし、何か仕掛けられていないかと言う意味でも使い続ける気にはなれなかった。
それはガルドにしても同意見だった。ジェネシスに支配されていた証であるソーサラーはもう使いたくはない。
「ウィズ、アルド……感謝します!」
新たな力を授けてくれたウィズに感謝し、ガルドは今まで装着していたドライバーの代わりにウィザードライバーを装着しベッドから出た。
「が、ガルド君……」
「ッ!? セレナッ!?」
そこでセ
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