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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
G編
第99話:衣替え
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の後ガルドはウィズの下で魔法使いとして仕立て上げられる事となった。その手法は颯人の時と同様。未来視の魔法を使用し、彼にとって大切な女性の死――即ち将来やって来るセレナの死を告げ、助ける為の力を与えると言って魔法使いに仕立て上げた。

 そうして魔法使いとなり、ウィズの下で鍛錬を積み、力を付けた。

 そう…………颯人の前に、ウィズの元にはガルドが居たのだ。

 だが、ガルドはウィズの前から姿を消した。

 あの日…………実験でネフィリムを起動させた日、当初の目的通りガルドは危うい所だったがセレナを救った。絶唱を止めさせることは出来なかったが、それでもセレナが瓦礫に押し潰されて死ぬと言う未来は変える事が出来た。

 問題はその後だ。当初の予定通り、セレナの死は回避する事が出来た。だがその直後、倒れたネフィリムと入れ替わるように新たな敵……ファントムが襲い掛かったのだ。

 ガルドはセレナ達が逃げる時間を稼ぐ為、単身勝負を挑み戦った。ウィズもそれに参戦しようとしたが、彼には無数のメイジが襲い掛かりそれを妨害。

 セレナを助けられるほどには力をつけていたガルドだが、未知数の力を持つファントムを相手に1人で戦うのは無謀すぎた。

 結局彼はそのまま敗れ、そしてその後にやってきたワイズマンにより連れ去られたのだった。




***




「――――――うぅ……」

 不意にガルドは瞼の向こうに光を感じ、ゆっくりと目を開いた。

 目覚めるとそこは医務室のように見える部屋の中で、天井からの照明が彼を照らしていた。

「ここは……一体? 俺は、どうなった?……ぐっ!?」

 訳が分からないながらも、とりあえず情報を得ようと体を持ち上げた瞬間、彼の全身を鋭い痛みが走った。
 そして思い出した。自分はワイズマンにより掛けられた呪いの効果により、全身をズタボロにされ更にグレムリンによりセレナ共々フロンティアの制御室の天井から放り出された事を。

「ッ!? そうだ、セレナは――ぐぅっ?!」

 自分はともかく、絶唱の後遺症により体が弱っているセレナに何かあっては事だ。ガルドはここに運び込んだ者にセレナがどうなったのかを聞こうと再び体を起き上がらせ、そして再び痛みでベッドに沈んだ。

 そこへ、騒ぎを聞きつけたのかウィズとアルドが入ってきた。

「目を覚ましたようだな? まぁあの程度で死ぬほど柔ではないだろうが」
「ウィ、ウィズ――!」

 ウィズとアルドの登場に、ガルドは目を見開いたと同時に理解した。ここは二課の施設であると。

 あの時、トルネードの魔法により空中へ投げ出された2人はそのまま気を失ったのだが、地面に叩き付けられる前にウィズが2人を救出していたのだ。
 そして助
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