164 異世界の夕刻時
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を発射した。
「うお。だー!」
関根は国定忠治の刀で光線を斬り消した。その時、カール5世の背中に向けて激流が押し寄せて来た。
「奇襲を使ったか。なかなかの戦略である。だが・・・」
椎名が使った潮水の攻撃は容易く防がれてしまっていた。
「貴様が後ろに回る事くらいは気づいていた」
「な・・・!!」
かよ子達はカール5世と椎名、関根の戦いを傍観している場合ではなく、どうかしないととそわそわしていた。
「私達も援護しないと、でもどうやってやろう・・・?」
「お前、その人形に機械の場所を探知させるブー!」
ブー太郎はのり子に頼んだ。
「わ、分かったよ・・・」
のり子は命令された事に気に食わないと思いながらもキャロラインに頼んだ。
「キャロライン、あいつの持ってる機械が何処にあるか探して」
「うん!」
キャロラインは探知した。しかし、その時、キャロラインが「きゃあっ!」と悲鳴を挙げた。
「ど、どうしたの!?」
「向こうの貴様ら、私の中を探ろうとしたな?この神聖なる私の弄ろうなど不謹慎なる下衆共め、成敗させてくれるわ!」
カール5世は羽根上のかよ子達の場所にも気づいているようだった。
「何で場所が解るの?」
「おそらく見聞の能力だ!赤軍が発明した機械とやらで探知できるのだ!」
石松が解説した。
「こうなったら某の『奥の手』を使うべきだな・・・」
「石松、さてはあれを使うと言うのか!?」
かよ子は石松にまた別の能力があるのかと気になった。
「『奥の手』!?一体何なの!?」
「某のこの目だ」
石松は眼帯を外した。
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