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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
勇者の父の成すべき事とは…
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いわね。

「……………」
「…王様。今はともかく、新しい命の誕生を喜ぼうよ…可愛い娘さんが、きっと可愛い孫を生んでくれるんだからさ…『父親が誰か』とかは、どうでもいいじゃないか!」
何だ何だ?

いきなり口調が変わったぞ。
まるで直ぐさま話を終わらせようとしてるわ。
オイオイ…まさかお姫様に手を出したんじゃないだろうな!?

思わずお母さんと目が合ってしまう私。
ソレを見たアルルさんが思わず口を出す。
「…もしかして父親ってリュカさんですか?」

「バカ言うな!出会ったのは昨日が初めてだぞ………種撒く時間などあるものか!例え僕が種を撒いたとしても、昨日の今日で芽が出る訳ないだろ!」
確かに…じゃぁ誰がヤちゃったのよ!?

「流石はその道の達人…一言一言に説得力がありますねぇ…きっとお姫様のお相手にも、説得力の篭もった台詞が言えるのでしょうね!…リュカ殿と同等に…」
あら、ラン君はお姫様の相手が誰だか分かったのかしら?
そんな感じの口調よね。

「僕と同等?フッフッフッ…残念ながら僕の方が子供は多い!愛人の数も圧勝してるだろう…」
自慢になんねーよ……………ってか、お父さんはお姫様の彼氏が誰だか分かってるの?

「………リュカよ…おヌシは、ローリアの相手を知っているのか?」
「………あ、しまった!(汗)」
昨日初めて会った相手の恋人を、何でお父さんもラン君も知ってるの?

みんなお互いに顔を見合わせ、お姫様の相手が誰なのかを考えてますわ。
コッソリ答えを教えて頂けないかしら?
すっごい気になっちゃうぅ!

「ああ、そうか!!だからお姫様はアルルの事を意識してたのね!」
たったこれだけのヒントで、答えに辿り着いたお方がもう一人…
アメリアさんが驚いた声で叫んでます。

ん?『だからお姫様はアルルの事を意識してたのね』って、どういう事?
アルルさんを意識しちゃった………って、もしかして…
えぇぇぇ…
アルルパパも、私のパパと同類なの!?




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