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私からは、しばらく連絡をとるつもりは無かったが、舜から連絡してきた。週末に会うことになってしまった。私は、心の整理がついていなかったのだ。
「プチ どう思う? こんな気持ちのまま、お付き合いしていてもいいのかなぁ」
「そう聞かれてもなぁ すずりちゃんの心はわかんないよ たださー あれくらいのことで、怒るって、心狭くない? もっと、自分に自信持てよ」
「ちょっと 冷たくない? そういう言い方って 私 悩んでいるんだから」
「妬いているんだったら、好きなんじゃぁないのか それとも、自分のプライドの為なのか? 信頼できるのか、どうかは、自分で確かめろよ 飛び込んでみればぁー それが、間違っていても、どうってことないよ」
「そうか 決めてみるか」
「俺は、一緒に行かないからね 自分で決めろ それに、正直言って、すずりちゃんが男に抱かれているのって、見てられないよ」
「私 そんなこと・・するって言ってないじゃぁない」
待ち合わせは、ケーキ屋さんのパーラーだった。私の方が先に着いていたが、舜がやってきて
「ごめん ごめん 待たせたね」と、言っていたが、まだ、約束の時間前だったのだ。
「そんなに鬼みたいな顔をして まだ、怒っているのかい?」
「そんなことないですよ! 舜も事情あるんでしようから」
「じゃあさ 可愛い顔が台無しだから 普通にしてよ」
少し、歩こうと言われて、私達はメリケンパークまで歩いてきた。その間、私は、怖くて手も繋げなかったのだ。
「ここは、すずりとの想い出の場所なんだ」
「えー 私 舜とは来たことないんだけど」
「うん 僕は、友人の結婚式に呼ばれて、帰りにぶらっとここで休んでいたんだ。その時、君は多分、大学の仲間とだろうな 卒業式の帰りみたいで、4.5人でここで、はしゃいでいた。僕は、君を見た時、可愛いと思った。あの時は、髪の毛も長くて、風に舞って、天使みたいに見えた」
「あっ あの時だ 卒業式の帰り」
「明るくてね 子供みたいだった でも、4月になって、ビルに入って行く、君を見たんだ これは、神様がくれた運命なんだと思ったよ それでね、近づいたんだ」
「えー そんなことがあったんですか」
「この前 君は、自分のこと 子供っていっていたけど、僕は、今のままのすずりが好きなんだ 無理しなくて良い そのままその気になってくれ」
そして、私は、抱きしめられたけど、そのまま、身を任せていた。そして
「不安にして、ごめん」と言って、唇を合わせられていた。私、そのまま・・。
中華街で、食事をした後、商店街の宝石店に連れて行かれて
「すずりにネックレスをプレゼントするよ あんまり、高いものは駄目だけど」
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