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ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
雪解け
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「そうね……。じゃあ改めて、篠崎里香よ。よろしく」

「よろしくお願いします」

とりあえずこの場にいる女性陣との挨拶はつつがなく終了
あとは男性陣なのだが……正直面倒くさい

「じゃあ、SAO組の自己紹介はこんなところで……」

「「ちょっと待て!!」」

「なんだよ」

「「なんで俺たちは紹介してくれないんだ!」」

一言一句違わぬ完璧なはもり具合。打ち合せでもしたのだろうか?

「はぁ……しょうがないな。猪のキリトと壁のエギルだ」

「「ちょっと待てやこら!」」

「なんだよ?」

「紹介が短い!」

「真面目に紹介してくれよ!」

それぞれの特徴が完璧に込められた漢字を紹介にもりこんだのだが気に入らなかったらしい
四字熟語の方がよかったのだろうか?

「……キリトは面識があるだろ?本名は桐ケ谷和人。猪突猛進でいつも問題事に突っ込んで行ってはヒロインを増やす節操の無いやつだ」

「燐……後で聞かせて?」

キリトは頭の上にクエスチョンマークを浮かべている。リズは焦っている。アスナは怖い顔になっている。詩乃はそんなアスナを見て震えている
まごうことなきカオスだった

「それでそこのマスターはエギル。本名はアンドリュー・ギルバート・ミルズ……だったよな?」

「ああ……というかよく覚えていたな」

「まあ……記憶力はいい方だからな」

あー、と今思い出したような顔をしているキリト、アスナ、リズとは違うんだよ

「よろしくな。エギルでいいぞ」

「よろしくお願いします、エギルさん」

エギルはかたいな、といいつつ苦笑している
そのうち慣れるだろ

「じゃあ、今度はこっちの紹介か。プレイヤーネームシノン。本名は朝田詩乃で俺の幼なじみだ。よろしくしてやってくれ」

軽く詩乃が頭を下げると皆が口々によろしくと言った
紹介の間に多少冷めてしまったコーヒーを一気飲みし、エギルにおかわりを要求する

「さてと……今回の事件のことはキリトから多少は聞いてるな?」

「触りのところだけだけどね」

「とりあえず死銃はSAOプレイヤーだった」

「あの動き……私も見覚えがあった」

気付く人は気付くか。あの敵のクリティカルポイントを的確に抉るような突きができるプレイヤーはそんなにいなかったしな

「あいつはレッドギルド、笑う棺桶(ラフコフ)の幹部格、赤目のザザだったよ」

元SAOプレイヤーはそれぞれ顔を暗くする。意味のわかっていない詩乃だけが首を傾げていた

「あの……レッドギルドって?」

「ソードアート・オンラインでは犯罪を犯したプレイヤーはHP表示がグリーンからイエローになるんだけど、その中でPKを好むプレイヤーをレッドプ
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