第四話 キリトの決意
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ントを召喚できたのか。
何故、サーヴァントはあのような巨大なる力を持っているのか。
そして何故、茅場明彦はこのサーヴァントのシステムを付けたのか。
考えれば考えるほど君の疑問は深まるばかりであろう」
コトミネは饒舌に話を進める。
俺は黙って彼の話を聞く。
「だが、これだけは言える。君は選ばれたのだ、聖杯によって。聖杯は無作為に君のようにマスターを選び出す。そして聖杯は君の願いを選んだ。困惑していることであろう。とりあえずは、ここがゴールという事になる」
「……ゴール?」
「そうだ。君はサーヴァントを召喚し、同時に聖杯戦争への参加権を手に入れた。しかしこれは一歩目に過ぎない。喜びたまえ、若きマスターよ。君の聖杯戦争は此処から始まるのだ」
「ちょ…ちょっと待ってくれ、聖杯戦争への参加?だから聖杯戦争ってのは何なんだ!?そもそも聖杯ってものが一体何かも分からないのに一方的に話を進めないでくれ!」
「ふむ…確かに素人である君には少し説明が必要かな?いいだろう、この聖杯戦争についての大まかなルールは説明しておいた方がいい。後々面倒なことになるのは厄介だからな」
俺はここからしばらくコトミネの話を聞いた。
聖杯戦争とは殺し合い、たった一つの願望機である聖杯を巡るバトルロワイヤル。
そしてその聖杯を求める人々によって召喚される使い魔。
それこそがサーヴァント。
サーヴァントとは何らかの偉業を成し遂げ、世界に認められた存在。
故に人間よりもはるかに強力な力を持っている。
そして彼らを縛るために必要だと言われている令呪。手に刻まれたそれはサーヴァントの主人になった証であり、三つの絶対命令権なのだそうだ。
大まかにではあるがそう説明を受けた。
「少年よ。此度召喚されたセイバーは最優ともいわれるクラス。生かすも殺すも君の腕しだいというわけだ。もっとも、素人の君ではその力を出し切れてはいないみたいだがね」
コトミネは笑いながらそんなことを言ってきた。
俺は先ほどの説明を受けている最中、サーヴァントのステータスを此方でも確認することができると説明を受けた。
試しにメニューウインドウにいつの間にかあったサーヴァントステータスの画面を見てみると、
【CLASS】セイバー
【マスター】Kirito
【真名】―――――
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運E
【クラス別スキル】対魔力A・騎乗A
【保有スキル】直感A・魔力放出A・カリスマB
【宝具】
『――――――』
こう表示されていた。
何やら真名や宝具と書かれている部分はよく見えなくなっているのだが、それは今いい。
問題はステータス。
話を聞くには最も優れているほど“A”に近づき、最低は“E”だそうだ
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