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東方絆日録 〜 Bonds of Permanent.
招かれし者(松上敏久)
挨拶まわり
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けいね)だ。敏久といったか?君のことは阿求から聞いたぞ。よろしくな」

敏久「おう、よろしく。俺も阿求や慧音のことはよう知っとるけえ別に自己紹介はいらんよ」

阿求「何で私たちのことをご存じなのですか??」


その問いに霊夢が答える。


霊夢「ああ、それはねーーー」


※少女説明中・・・。


霊夢「ーーーというわけなのよ」

慧音「ふむ、私たちが起こした異変をゲームにするとは外界人もなかなか面白いことをするものだな!」

阿求「実に興味深いですね…!」

敏久「いやいや、そもそも君たちは(スキマ送り)の人物で、この幻想郷も所詮は(スキマ送り)の世界に過ぎないんだが」


・・・。


慧音「今、何か言葉が抜けていなかったか?」


敏久は何度か先ほどの言葉を繰り返すが、なぜかある部分で言葉が抜け落ちてしまう。
そのうち敏久の脳内で『夢を壊しちゃダメよ?』とか『この幻想郷では常識に囚われてはいけないのです!』などという声が聞こえてきたので、彼は別の話題に切り替えた。


敏久「ところで慧音は何をしに来たんだ?」

慧音「私を知っているのなら分かるだろう?阿求に資料を借りに来たのさ」


阿求がいつの間にか本が山ほど入った紙袋を持ってきていた。


霊夢「すごいわね!これ、全部資料なの?」

慧音「ああ。歴代の阿礼乙女が編纂(へんさん)した幻想郷縁起から外界の本まで色々あるぞ」

敏久「外界の本って例えばどんな本だ?」

慧音「そうだな…『古事記』に『万葉集』、『平家物語』、『古今和歌集』、『太平記』、『三国志』、『山月記』、『ハリー・ポッター』、『海底二万(マイル)』、『東方儚月抄(とうほうーぼうげうしょう)』、『博多っ子純情』、『ウルトラマン大全集』などだ」

敏久「慧音は国語も教えているのか?」

慧音「ご名答。文学は歴史とも深い繋がりがあるからな。教えていてなかなか面白いぞ。私自身も勉強になるしな」

敏久「そ、そうなのか…」


その後も話しが尽きることはなかった。



ーー
ーーー


夜になってようやく霊夢と敏久は神社に帰ってきた。話しが予想以上に弾んだことと稗田邸で夕食をご馳走になったこともあり、それで帰りが遅くなったのだ。


霊夢「すっかり遅くなってしまったわね…。明日はしっかり働いてもらうから敏久もそのつもりでいなさいよ?」

敏久「ああ、分かったよ」


2人は交代で風呂を済ませ、それぞれ床に就いた。


敏久「お休み」

霊夢「ええ、お休みなさい」




ーーーこうして一日は過ぎていった。

















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