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東方絆日録 〜 Bonds of Permanent.
番外
東風谷早苗の誕生日
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パン!
パン!パン!


『ひゃあっ??』ビクッ!


ーーーえっ、なに!何なの??



ーー
ーーー


※第三者視点


パン!パンパン!!
早苗が倉庫の中へ一歩足を踏み入れた瞬間、クラッカーが一斉に鳴ってパッと灯りが点いた。


早苗「ひゃあっ??」ビクッ!

???「早苗、誕生日おめでとう!」


驚いた早苗が目を白黒させていると、聞き慣れた仲間たちの声が聞こえた。


早苗「え…?」


ようやく明るさに目が慣れた早苗が辺りを見回すと、綺麗に飾り付けされた倉庫内には真っ白なテーブルクロスがかけられた大きなテーブルがあり、その上には料理や飲み物がたくさんあった。

そしてテーブルを背に、いつもの仲間が満面の笑みで並んでいた。


諏訪子「にとり、ありがとう。もういいよ」

にとり「うんうん、“新・光学迷彩スーツ”の効果は抜群だね!」

魔理沙「サニー!ルナ!もういいぜ」

サニーミルク「はあ、長かったー」

ルナチャイルド「さすがに少し疲れたわね」

スターサファイア「二人ともお疲れさま♪」

早苗「皆さん、これは…?」

幽々子「ふふふ、驚いたでしょう?“みんなで早苗を驚かそう”っていう計画だったの」

(うつほ)「そうそう、昨日諏訪子から概要を聞いてね。“ 夜まではできるだけ知らん顔していよう”ってことになったんだ」

早苗「それってーーー」

神奈子「ごめんね、早苗」


ばつが悪そうに神奈子が言った。


神奈子「“サザエさん”を読んでいて思いついたのよ、知らん顔した後で思いきり驚かせようって。たぶんどこへ行っても塩対応だったと思うけどそれはそのせいよ」

霊夢「私はいつも通りだったけどね」

早苗「そうだったんですね……はは、良かったぁ」


早苗がへなへなと座り込んだときだった。


魔理沙「早苗…」


魔理沙がスッと早苗の前に立った。


早苗「魔理沙さん…」

魔理沙「いくら本心じゃないとはいえ早苗に酷い振る舞いをしてしまった…。本当にごめん!申し訳なかった!」


魔理沙は深々と頭を下げた。


『顔を上げて下さい。』
魔理沙が顔を上げると早苗は柔和な笑みを浮かべていた。


早苗「魔理沙さんがそんな人じゃないというのは知っていますし、わざとじゃないというのも薄々感じていました。だからもういいんです。これからもよろしくお願いしますね?」

魔理沙「早苗…」

アリス「ああもう、いつまでしみったれた話ししてるの??ほら、話しはそれぐらいにして乾杯するわよ!」

魔理沙「いててて、引っ張るなよ!」


しんみりした空気を
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