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東方絆日録 〜 Bonds of Permanent.
番外
東風谷早苗の誕生日
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ら、商売敵が何の用?」
『出会っていきなりそれは酷くないですか??』
霊夢「冗談よ。どうしたの?」
『今日は何の日かご存じですか?』
霊夢「博麗神社にお賽銭をあげたくなる日……じゃない?」
相変わらずの他力本願ぶり!本当に博麗神社は大丈夫なんだろうか…?
『違いますよ!今日は私の誕生日なんです。今日で18歳になりました♪』
霊夢「あら、そう。よかったじゃない」
いやいや!もっと言うことあるでしょ??
霊夢「用はそれだけ?じゃあね」
『ええ??ちょっとちょっとーーーあ、行っちゃった』
ー
ーー
ーーー
−守矢神社−
はあ…もう夕方かあ。
あれから会う
人妖
(
ひと
)
ごとに今日は何の日か聞いて回りましたが、皆一様に頓珍漢なことを言うかすげなく追い返されるかのどちらかでした。
なんだか皆さん冷たいですね…。私、泣いちゃいますよ?
おや?あれは魔理沙さんじゃないですか。
なぜ魔理沙さんが
守矢神社
(
うち
)
にいるのかは置いといて、どうして皆がこうも冷たいのか泣きまねで聞いてみようっと。
『魔理沙さーん!』ガバッ!
魔理沙「おわあっ!……さ、早苗??」
『魔理沙さん、今日はなぜか皆が私に冷たいんですよぅ。どうしてでしょうか……?』グスン
魔理沙(・・・!)
魔理沙「なんだ、いきなり飛びついてきたりなんかして。ほら邪魔だぜ!どいたどいた!!」グイッ
『酷い!魔理沙さん、そんなのないですよ!!』
しかし、魔理沙さんはただ私をチラッと見ただけですぐどこかへ飛んでいってしまいました。
魔理沙(すまんな、早苗・・・。)
ー
ーー
ーーー
あっという間に夜になってしまいました。神奈子様も諏訪子様もいないし、本当にどうしちゃったんでしょう?
もしかして私、本当は皆から嫌われているのかな…。
あれ、机の上に書き置きがある。
ーーーー
早苗へ
本日20時に神社裏の倉庫へ来られたし。
諏訪子
ーーーー
長く生きてこられたからでしょうか、「来られたし」なんてずいぶんと古い言い回しを知ってあるんですねえ。
時刻は…そろそろ20時。行ってみましょうか。
ー
ーー
ーーー
−守矢神社・倉庫−
倉庫へ着きました。でも灯りも点いてないし、人の気配すら感じられない…。
あれ、倉庫の鍵が開いてる。どうして?
ガラガラ…(←扉を開ける音)
うーん、誰もいないみたいだけど…。
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