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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
京都-じごく-
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いる。
そして…。
「これが…」
守護局の中に搬送された二人の遺体。
蘆屋道満とそのマスター、森川 真誉。
「自分が見つけた時には既に…2人で…寄り添うように死んでおりました…!」
第一発見者であろう守護隊の一人が涙を堪えながらそう答えた。
「むごい…。」
その遺体の有様を見て武蔵はそう言葉を漏らした。
顔は元が分からぬほどに損傷が酷く、そして背中には巨大な三本爪で切り裂かれたような後。
おそらく背後をやられ抵抗する間もなかったのだろう。
足も折られ、逃走手段も絶たれているあたり犯人は相当やり手だ。
そもそも、あの蘆屋道満の後ろをとったんだ。
かなりのプロか、それともアサシンのサーヴァントか
「頼光様!!」
その時、守護隊の一人が慌てた様子でやって来た。
「どうしました?」
「か、葛城財団の方が…うわっ!?」
報告に来た男が何かを伝えようとするも、後ろからやってきた団体に突き飛ばされる。
その団体こそ。
「失礼、どうやら昨晩大変な目にあったみたいですね。」
葛城財団だ。
狙っていたかのようにやってきた。
「京の地に踏み入れることは許可しておりませんが。」
「何をおっしゃいますか。困った時はお互い様。硬いことは無しにして、我々葛城財団はこの京都を救いに来たんですよ。」
スーツ姿の男がそう話し、俺達に目を向ける。
「っ!!」
「ご安心を。今ここであなた方を捕らえようとは思いませんので。」
追われる身であったため思わず俺達は身構えるが、彼らは捕まえる意思はないという。
ただ…。
「源頼光のマスターは?」
「…ここにいます。」
「…まだ子供ではないか。ではこれを。」
そういい、スーツの男は吉良幸司に一枚の書類を渡した。
「これは…。」
「契約書ですよ。ここにいる女性サーヴァントの所有権を財団に譲渡する代わりに、我々葛城財団が命に替えても京都を守り、そしてより良い街にします。という為のね。」
「…!」
狙ってやってきたかのようなタイミング。
守る?嘘をつけ。もらうものをもらっていったら後はもうほっぽりだすだけだろうが。
以前、旅の途中で見たことがある。
サーヴァントを渡す見返りとして全力で守ると契約した町の末路を。
そこには残された人間で毎日を精一杯生きる、大人達の姿しか無かった。
財団の姿はない。契約した翌日に来てくれると言ったのに来ない。物資の補給も、充実した施設も。
そして皆口を揃えて言うんだ。
サーヴァントなんか、渡すんじゃなかったと。
「吉良幸司…。」
「分かってる。」
その事を伝えようとしたが、本人に遮られる。
そして、
「断る。この都は俺達が…京都守護隊が守っ
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