第四百七十四話 【大海】海での訓練と遊びその五
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「つまりはな」
「恋愛についても」
「そうだ、舐めてもいいが」
「目や表情ですね」
「そして行動だ」
これもだというのだ。
「そこで見極めてだ」
「お付き合いしていくことですか」
「そうだ、間違っても病気にはな」
「気を付けることですか」
「軍でもそうしている」
帝国軍でもというのだ。
「だから言う」
「病気といいますと」
シフォン、ブラウンのワンピースの彼女が聞いて来た。
「どういった」
「わかると思うが」
「そういうことですか」
「うむ、ああした病気は命に関わる」
「だからですね」
「気を付けることだ」
くれぐれもというのだ。
「いいな」
「それでは」
「そうだ、源君もだ」
再び源ももに言った。
「いいな」
「何か怖いお話にもなっていますが」
「しかしそうした病気が怖いのは事実ですわ」
ガネッサが言ってきた。
「ですからももさんも」
「気を付けないといけませんか」
「はい、お身体の為に」
「そうした病気を持っている人とはですか」
「あまり、ですわ」
「お付き合いしないことですね」
「そうですわ」
「そういうことだ、それとだが」
ルーデンドルフはさらに言った。
「今日も熱いな」
「あの、軍服のままですと」
神津が言ってきた。
「かく言う私もスーツですが」
「暑いか」
「特にその軍服では」
長袖で厚い生地で詰襟しかも暗い色のそれではというのだ。
「そうなります」
「これが帝国軍の軍服だからな」
「暑い場所での軍服も検討するか」
「そうですね」
レルゲンはゼートゥーアに応えた。
「事実北アフリカの戦闘では問題になりました」
「暑さに悩まされまた軍服の傷みも激しかった」
「ですから」
「そうした軍服も考えておこう」
「少なくともその軍服では無理がありますね」
繭良は白と黒のビキニである。
「サファリみたいな服で」
「そうした軍服がいいか」
「こうした地域ではそうか」
「はい、あと白ですね」
繭良は色の話もした。
「光をはね返すので涼しいですよ」
「ここまで暑いと確かにその軍服では問題ですね」
直行も言った。
「考えていかないと駄目ですね」
「そうだな、参謀本部としても考えていこう」
ルーデンドルフも応えた。
「これからはな」
「サファリでいきますか」
「前向きに検討する、だがだ」
「だがっていいますと」
「今はこのままだ」
その暑い場所には不向きの軍服のままだというのだ。
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