第14話 束の間の平和なひととき
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麗羽との出会いから数ヶ月が過ぎようとしています。
あれから知ったのですが麗羽も同じ私塾に通っていることを知りました。
そして、麗羽の家臣、文醜、顔良と真名を交換しました。
文醜、顔良の真名はそれぞれ猪々子、斗詩だそうです。
猪々子からはアニキと呼ばれています。
私の戦う姿を見て、憧れているようです。
斗詩は猪々子の態度を注意していましたが、私は気にしなくてもいいと言いました。
「正宗様、申し訳ありません」
それでも、斗詩はやっぱり悪いと思ったのか、私に謝罪を言ってきました。
本当に、斗詩は苦労人なんだなとつくづく思いました。
最近、私は将来に向けての青写真を想い描いています。
麗羽には将来、華琳の抑えになって貰おうと考えています。
しかし、今のままの麗羽では、史実通り以前に恋姫の原作通りに華琳に敗れると思います。
麗羽には、私が揚州を制覇するまでの抑えになって貰いたいと思っています。
それにここ数ヶ月の付き合いですが、麗羽に対して私は情を持ち始めています。
恋姫の原作通りに華琳に敗れても無事逃げられる確証は何もありません。
そもそも恋姫の原作に私の存在など居ませんでした。
存在しないはずのイレギュラーがどう影響するか気になります。
少なくとも麗羽には、華琳に敗れて死ぬようなことがないように予防線を引いておきたいです。
麗羽に必要なことは、文武の道を教え導く存在だと思います。
私にとってのお爺々様、都督のジジのような存在です。
ですが、麗羽は文武に全くの興味もないようです。
非力ながら、この私が麗羽を導こうと考えました。
最近の日課は、麗羽の家庭教師代わりです。
私塾で麗羽の勉強を見て上げ、放課後は、武術の鍛錬を教えて上げることにしました。
意外なことに、麗羽は嫌がると思いきや、喜んで受けてくれました。
少し身が入っていないような気がしますが、最初の頃に比べれば、幾分ましになった気がします。
「正宗様、どうですか?」
「うーーーん、最初に比べたら、良くなったと思うよ」
現在、私は麗羽に武術の鍛錬をしている最中です。
「オーホホホホ、当然ですわ!」
この高笑いが無くなれば問題無しなんですが、麗羽のトレードマークと今では諦めています。
私が袁紹の家庭教師代わりになることで、将来、華琳に敗れることが無くなればいいのですが・・・。
ああ、そうでした。
私は将来、黄巾の乱までに、私設軍を創設しようと考えています。
いろいろとやらなければいけないことがあるのですが、手始めに人材探しから始めることにしました。
それで、軍の将官候補になる人材探しのために旅に出よう
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