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吸血鬼になったエミヤ
043話 学園祭編 シホとアルの試合
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がな!」
「ケケケ!上機嫌ダナ御主人!」

エヴァが姿を現してそう宣言していた。

「おや……。いたのですね、キティ」
「ッ、その名で呼ぶな!!」

先ほどまでの上機嫌から一転して怒り出すエヴァにさすがのシホも噴き出す笑みを浮かべていたのであった。








それからしばらくして会場修理は完了して一回戦第三試合の長瀬楓vs中村達也の試合で少なからず遠当てが披露されたがなんなく楓が勝利し、第四試合の古菲と真名との試合も危ないところだったがなんとかネギ達の応援もあり古菲が勝利、しかし腕が折れていたために棄権と相成っていた。
第五試合の田中と高音・D・グッドマンの試合は……可愛そうなので明記しない事にしよう。ただ、多少の犠牲とともに高音が勝ったとだけ……。



第五試合が行われている間、違う場所では小太郎、アスナ、刹那、カモがタカミチと話していて、小太郎が小手先の先制でタカミチの技を探る行動をしていたが、なんとなくつかめたのか満足そうである。

「ふふ……いいね。僕も、シホ姉さんの試合を見てから年甲斐もなくワクワクさせられていてね。ネギ君との勝負は……楽しみだ」
「そ、そうだ!高畑先生!さっきのシホに倒されたフードの人って…知り合いですか!?」
「ん?あ、そうだね……うん。多分まだ会場にいると思うから機会があれば話してみるといい。特にアスナ君は彼の方から多分絡んでくるだろうしね」
「え?それって……」

タカミチの意味深な発言に悩みだすアスナであったが、理由を聞く前に、

「ははは。それじゃ僕も次の試合があるんでそろそろ行かせてもらう。アスナ君も僕の事は気にせずにネギ君の事を応援してあげなさい」
「は、はい……」

そう言ってタカミチは行ってしまった。

「どういうことなのかな……?」
「さぁ…。ですが、次はネギ先生達の試合です。悩むより素直に観戦していましょう」
「そうだね刹那さん。そういえばシホはどこにいったのかな?」
「そういえば……」

話題のシホはシホでキリツグ達のもとへいっていて、玉藻を中心に士郎、イリヤが盛大にシホの事を褒めちぎっていたのであった。



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