外伝〜灰と白銀の邂逅〜後篇
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でそれぞれ答えた。
「ああ、そうさせてもらうよ。」
「まあ、次に会える頃には少なくても連合とエレボニアの戦争に決着がついているんじゃねぇのか?エレボニアも連合との戦争で今でも相当追い詰められている状況のようだからな。」
「そうですね………連合がエレボニアの四州の内の三州を既に占領下に置いた上、帝国正規軍の兵器や武器の開発、量産を担っているRF(ラインフォルトグループ)まで掌握したのですから、この戦争に決着がつく時は近いでしょうね。――――――”連合の勝利”と言う形で決着がつく事が。」
「「……………………」」
ランディの推測にリーシャは静かな表情で同意し、二人のキーアはそれぞれ複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「………………――――――君達の予想通り、”次の戦い”がこの戦争の勝敗を決定付ける大規模な戦いになるだろうな。」
「!!」
「リィンさんのその口ぶりから察するに、もしかして連合とエレボニアによる大規模な戦いが起こる事が近いのかしら……?」
静かな表情で答えたリィンの答えを聞いたロイドは目を見開き、エリィは不安そうな表情で訊ねた。
「ああ。その件については軍事機密の為、詳細な内容は答える事はできないが近日中に発生する事は確かだ。」
「そいつは………」
「そういう言い方をしたという事はリィンさんもその戦いがいつ起こるかも既にご存じなのかもしれませんね……」
「そして連合の上層部の方達しか知らないような情報をリィンさんも知っているという事は、恐らく”灰獅子隊”も何らかの形でその大規模な戦いに参加されるのでしょうね………」
「フフ、なるほどね。つまり今は”嵐の前の静けさ”か。」
リィンの答えを聞いたその場にいる多くの者達が血相を変えている中ランディは目を細め、ノエルは不安そうな表情で呟き、セティは複雑そうな表情でリィンを見つめ、シズナは静かな笑みを浮かべて呟いた。
「”次の戦い”が無事連合の勝利という形で終われば、この戦争を本当の意味で終結させる”決戦”の日も近いだろう。そしてその時にはセリカ殿達や”空の女神”達も俺達連合側に加勢する予定の上、君達”特務支援課”もクロスベル帝国政府から”緊急支援要請”が出されると思うから君達も今の内に”決戦”に向けての準備や覚悟をしておいた方がいいと思う。」
「せ、”戦争の決戦”にあたし達”特務支援課”――――――いえ、”警察”までリィンさん達………ううん、連合に協力する要請を出されるって事はもしかして、あたし達も戦争に参加するって事なんでしょうか……?」
「いえ、戦力で考えればその時点でどう考えても連合側が圧倒的に上なのですから、劣勢でもないのに、わざわざ”戦争に関しては素人”のわたし達を戦争に参加
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