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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜灰と白銀の邂逅〜後篇
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れないけど、世界各国の人達が集まる武闘大会にシズナが出て、その大会に参加していたオーレリアと戦って引き分けた事で有名だからキーアも知っていたんだー。」

「ええっ!?あ、あのオ、オーレリア将軍――――――”黄金の羅刹”と戦って引き分けるなんて……」

「しかも”武闘大会”って事を考えると、多分タイマンでの戦闘だろうから、タイマンであの化物と引き分けるとかどんな化物なんだよ、あのお嬢さんは……」

「将来はあのオーレリア将軍と引き分ける程の凄まじい使い手へと成長する事になる事が決まっているシズナさんに”神”の力があったとはいえ、一人で勝利したリィンさんも凄いですけどね……」

「ハハ、さっきも言ったようにアイドスの力で勝てたようなものだから、賞賛されるような勝利じゃないさ。」

未来のキーアの話を聞いたエリィは驚きの声を上げ、ランディとノエルは疲れた表情で呟き、ノエルの指摘にリィンは苦笑しながら答えた。



「それにしても、リィンさん達――――――”灰獅子隊”も既に”戦力過剰”と言っていい程戦力が充実しているにも関わらず、Z組の人達対策にそんな化物を協力者として新たに引き入れるとか、元クラスメイト相手に容赦しなさすぎじゃありませんか?」

「いや、さっきも説明したようにシズナの件は別に俺自身の考えによるものではなく、レン皇女殿下の考えによってアリサ達に協力している旧共和国出身の遊撃士対策として、その遊撃士と顔見知りの裏解決屋(スプリガン)を雇う事になった事が切っ掛けなんだが……」

ジト目のティオに見つめられて指摘されたリィンは困った表情を浮かべて答え

裏解決屋(スプリガン)か……旧共和国に住んでいる親戚の元でお世話になっていた頃にもそんな存在は耳にしたことが無かったな……」

「まあ、裏解決屋(スプリガン)も”猟兵”のように”裏”に属する人達ですから、一般家庭である親戚の方達の元でお世話になっていたロイドさんが知らないのも無理はありませんよ。」

「だけど、その旧共和国の領土がクロスベルの領土となった事で、私達もいずれは何らかの形で彼らと関わる事になるかもしれないわね……」

「そうだな……」

考え込みながら呟いたロイドの言葉にリーシャは静かな表情で指摘し、エリィは複雑そうな表情で推測し、エリィの推測にロイドは複雑そうな表情で同意した。



その後リィンとロイド達は互いの近況を報告し合っていると大太刀の修理を終えたセティ達がシズナと共にその場に姿を現した。



「―――――お待たせしました。」

「3人とも、お疲れ様。シズナさんの得物の修理は終わったのか?」

セティがロイド達に声をかけると、ロイドはセティ達を労った後訊ねた。

「うん!修理どころか強化もし
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