外伝〜灰と白銀の邂逅〜後篇
[5/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
は信じられない表情で呟き、ユウナは驚きの表情で呟いた。
「いや――――――実際に剣を合わせてみてわかったけど、シズナの剣士としての腕は俺もそうだがエリゼを遥かに超えている。恐らく彼女の戦闘能力はレーヴェさんクラスで、もしかしたらサンドロット卿にも届くかもしれない。」
「なあっ!?」
「おいおいおい……!あの”剣帝”クラス所か、”鋼の聖女”にも届くとか、マジかよ……!?」
「よくそんな”化物”相手に一騎打ちで戦って、得物を折る事ができましたね……」
真剣な表情で答えたリィンの答えを聞いた仲間達がそれぞれ血相を変えている中ロイドとランディは驚きの表情で声を上げ、ティオは疲れた表情で呟いた。
「ハハ、それはアイドスのお陰だよ。」
「え……何でそこでアイドスさんが出てくるんですか?アイドスさんがロイドさん達みたいにリィンさんと”契約”している事は知っていますが……」
苦笑しながら答えたリィンの答えが気になったノエルは不思議そうな表情で訊ねた。
「エステルを知っている君達だったら既に知っているだろうけど、”神”と契約している者達は契約の際にその”神”の力を宿して、自身の意志で解放する事ができるんだ。そして俺はシズナとの一騎打ちの最中に俺自身に宿っているアイドスの力を解放する事で何とか対抗できたんだ。シズナの太刀を折る事ができたのも、”女神”であるアイドス自身が宿っている俺のこの太刀のお陰のようなものさ。」
「………なるほど。エステルさんもサティアさんやフェミリンスさんの力を解放した時はそれこそ”人外じみた力”を見せていましたからね。そこに加えてアイドスさん―――――女神自身が宿る得物が相手ならば、幾らどれ程の業物だろうと相手が悪すぎますね。」
「た、確かに幾らどれ程の名刀であろうとも、神自身が宿った得物とまともにぶつかり合い続けたら折れるでしょうね……」
リィンの説明を聞いたティオは静かな表情で呟き、エリィは苦笑していた。
「それよりも、どうしてシズナさんはリーシャさんの正体が”銀”である事を知っていたんでしょう……?シズナさんはリーシャさんでしたら、シズナさんの組織の事を知っているんじゃないかとは言っていましたが………」
「………ええ、実際に相まみえた事はありませんけど、彼女の組織――――――”斑鳩”については話だけだけど聞いた事があります。」
不安そうな表情で疑問を口にしたユウナに視線を向けられたリーシャは静かな表情で答えた。
「旧共和国出身のリーシャが知っているという事は、もしかして黒月のような旧共和国方面の裏の組織か?」
「はい。――――――”斑鳩”。大陸東部の何処かに本拠地を置いている”侍衆”です。ちなみに”侍”とは太刀を得物とする東方風
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ