外伝〜灰と白銀の邂逅〜後篇
[4/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
み出した”と言っていたが、この得物を生み出したのは君だけじゃなく、他の二人との合作なのかな?」
セティから斬魔刀を受け取ったシズルは少しの間真剣な表情で斬魔刀を手に取って色々と確かめた後セティ達に訊ねた。
「はい、その得物もそうですがロイドさん達や私達自身が扱っている武装も全て私達姉妹が協力して生み出した武装ですよ。」
「どれも様々な魔法効果が付与されているから、この世界にとっては古代遺物と同等の武装らしいけどね〜。」
シズナの疑問にエリナとシャマーラはそれぞれ答え
「なるほど……………………ふふっ、正直驚いたよ。その若さで”この子”に勝てる得物を生み出すとはね。――――――貸してくれてありがとう。」
「いえ…………」
二人の説明を聞いて静かな表情で呟いたシズナは感心した様子でセティ達を見つめた後リーシャから借りていた得物を返し、シズナにお礼を言われたリーシャは静かな表情で答えた。
「”合格”。早速で悪いけど、”この子”を蘇らせて欲しいかな。」
「その依頼、引き受けました。シャマーラ、エリナ。工房に行きますよ。」
「はい!」
「は〜い!」
そしてシズナの依頼を引き受けたセティはシャマーラとエリナに声をかけ
「それと私が君達が”この子”を修理している所を見学させてもらってもいいかな。」
「ええ、シズナさんさえよければ構いませんよ。――――――では私達は一旦失礼しますね。」
更にシズルの提案にも頷いたセティはシャマーラ達とシズナと共に地下にある工房へと向かった。
「えっと、リィン。彼女――――――シズナさんは一体何者なんだ……?」
「”斑鳩”という名前の組織の”副長”を務めていると言っていたけど……」
「しかもお前の事を”弟弟子”とも呼んだ事を考えると、アリオスのオッサンやエリゼちゃん、それにお前と同じ”八葉”の関係者か?」
仲間達と共にセティ達が地下にある工房へと向かう所を見守ったロイド、エリィ、ランディはそれぞれリィンに訊ねた。
「……シズナについては正直謎だらけで俺も詳しい事は知らないんだが――――――」
そしてリィンはロイド達にシズナとの出会い等についての説明をした。
「リィンさんとシズナさんの”師匠”は同一人物であるにも関わらずシズナさんの扱う剣術は”八葉一刀流”ではなく、”黒~一刀流”……」
「そ、それも”皆伝”――――――”剣聖”ですか………」
「シズナさんって見た所ロイド先輩やエリィ先輩、リィンさんと同じくらいの年齢ですよね?その若さでアリオスさんと同じ”剣聖”だなんて、エリゼさん並みに凄い女性ですね……」
リィンの説明を聞いたエリィは呆けた表情で呟き、ノエル
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ