暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜灰と白銀の邂逅〜後篇
[11/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
させるような事はないかと。」

「そもそも課長達の話では局長――――――ヴァイスハイト陛下は特務支援課を含めた”クロスベル警察”を戦争に参加させるような事はしないと明言されていたとの事ですから、その点に関しては心配する必要はないと思いますよ。」

リィンの説明を聞いて不安そうな表情を浮かべて呟いたユウナの推測にティオとノエルはそれぞれ否定の意見とその理由を口にした。

「それじゃあ何の為にあたし達まで”決戦”に協力させようとするのだろうね〜?」

「……それについては恐らく、”裏の協力者達の制圧”でしょうね。」

「”裏の協力者達”――――――二大猟兵団の関係者達に黒の工房の関係者達の事ね。」

シャマーラの疑問に答えたエリナの答えを聞いたエリィは複雑そうな表情で呟いた。

「………貴重な情報を教えてくれてありがとう。お陰で俺達も”その時”が来ることに備えて万全の準備をしておくことができるよ。お互い無事にこの戦争を乗り越える為にも、君達の武運を祈っているよ。」

「ありがとう。――――――それじゃ俺達はこれで失礼させてもらうよ。行こう、シズナ。」

「了解。」

そしてロイドとの挨拶を交わしたリィンはシズナと共にその場から去って行った。



「………ロイドさん。決戦もそうですが、先程のリィンさんの説明にあった連合とエレボニアの大規模な戦いに何らかの形で関わるの事があるのでしたら、私にも声をかけてください。その時は私も皆さんに加勢させて頂きます。」

リィン達が去った後リーシャは真剣な表情でロイドを見つめて加勢を申し出た。

「リーシャさん………」

「……セティちゃん達に装備の点検を頼みに来た時から何となく察してはいましたけど………」

リーシャの申し出を聞いたエリィとノエルはそれぞれ複雑そうな表情でリーシャを見つめ

「………――――――わかった。その時が来れば遠慮なく君の力にも頼らせてもらうよ。……まあ、決戦はともかく、さっきのリィンの話にあった連合とエレボニアの大規模な戦いに”警察”である俺達が関わる事はないと思うけどな、ハハ……」

ロイドは少しの間目を伏せて黙って考え込んだ後目を見開いてリーシャの申し出を受ける事を答えた後苦笑した。

「――――――どうやらそういう訳にもいかなくなったみたいよ。」

するとその時人間の姿に変化したルファディエルがロイド達に近づいてきて声をかけた。



「あ、ルファディエルだ。」

「おっかえり〜!」

ルファディエルの帰還に未来のキーアは目を丸くし、キーアは無邪気な笑顔を浮かべてルファディエルに突撃した。

「ええ、ただいま。」

「ルファ姉、今の言葉は一体どういう事なんだ?ラギール商会に寄ってから帰るっ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ