暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜灰と白銀の邂逅〜後篇
[2/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
「リィンさんと一緒にいてる女の子たちもそうだけど”灰獅子隊”の中にもいなかったよね〜?」

「おおっ!中々のカワイ子ちゃんじゃねぇか。このヤロウ、ただでさえ綺麗所をロイド以上に侍らせている癖に更に増やすとか、お前のリア充度には限度ってものがないのかよ!?」

「いやいやいやいやっ!シズナとは”そういう関係”じゃないし、そもそも俺が女性を連れているだけで、何でそんな風に見るんだよ……」

「それと何気に何で俺を比較対象にするんだ……」

シズナを目にしたティオとシャマーラは不思議そうな表情を浮かべ、シズナの整った容姿に興奮したランディは悔しそうな表情でリィンを睨み、ランディの言葉に対してリィンは必死に否定した後ロイドと共に疲れた表情で溜息を吐いた。

「君達がリィンの話にあった”特務支援課”か………ふふっ、”警察”なのに中々の使い手が揃っているみたいだけど……君が彼らと仲がいいのはかなり意外だったかな――――――今代の(イン)。」

「へ…………」

「――――――――――――」

「ええっ!?ど、どうしてリーシャさんの正体を……!?」

ロイド達を見回したシズナは興味ありげな表情を浮かべてリーシャに視線を向けて声をかけ、シズナの言葉にリィンが呆けている中シズナに声をかけられたリーシャは初対面であるシズナが自身が銀である事を確信しているシズナの言葉に信じられない表情を浮かべ、ユウナは驚きの表情で声をあげた。



「リーシャちゃんの正体を知っているかつ、メンフィル帝国軍所属のリィンと一緒にいるという事はもしかしてメンフィル帝国の上層部の関係者か?」

「いや………リーシャと俺達が親しい事を不思議に思っているような先程の言動を考えるとそれは違うと思う。あの時――――――ベルガード門でリーシャが正式に俺達の仲間になった所はリウイ陛下達も目にしていたからな。」

「………貴女は何者ですか?」

目を細めてシズナを睨むランディの推測に対してロイドは真剣な表情で否定し、リーシャはシズナを警戒した様子で見つめながら問いかけた。

「――――――シズナ・レム・ミスルギ。”斑鳩”の”副長”を務めさせてもらっているよ。銀の君なら”私達”の噂くらいは知っているよね?」

「!!」

「い、”斑鳩”……?」

「何らかの”組織”でしょうか……?」

「し、しかも”副長”という事はその”斑鳩”という名前の”組織”らしき存在のナンバー2という事にもなりますよね……?」

「あ………」

シズナの名乗りを聞いたリーシャが目を見開いて驚いている中初めて聞く言葉にエリィは困惑し、ティオは真剣な表情でシズナを見つめ、ノエルは不安そうな表情でシズナを見つめながら呟き、未来のキーアは呆けた声を出した。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ