第四百七十三話 【団欒】絆を深める戦士達その十三
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「もうな」
「そういうことですか」
「その時は大抵ものすげえことになるな」
ギュスターヴも知っていることだった。
「俺はわかってるからしねえけれどな」
「ギュスターヴさんはそうしたことは」
「やっとかみさんとヨリ戻せたからな」
それでと愛宕に答える。
「だからもうな」
「そうしたことはですか」
「しないんだよ」
そうするというのだ。
「絶対にな」
「そうですか」
「ばれたらまた離婚だからな」
「それはシビアですね」
「もう慰謝料払いたくないからな」
今の言葉は真顔のものだった。
「洒落になってねえからな」
「あの、どうして一回離婚されたんですか?」
静夏はこのことを尋ねた。
「一体」
「だからそういうことでな」
「こうしたことをされて」
「それでな」
そのうえでとうのだ。
「わかるだろ」
「はい、確かに」
「だからもう二度とだよ」
「そういうことですね」
「慰謝料と養育費で大変だったんだよ」
自分の生活、それがというのだ。
「だからしないんだよ」
「二度とですね」
「本当にな」
実際にというのだ。
「しないんだよ」
「よくわかりました」
「覗いた奴殺すからな」
直枝は強い声で言った。
「覚悟しておけよ」
「いや、もう見るまでもないだろお前さんは」
その直枝にカイジンが言った。
「普段からな」
「何でだよ」
「いつも丸見えだからな」
「白だな」
「そうだよな」
「・・・・・・・・・」
ガルムとドルド、ミルドも言った。とはいってもミルドは喋らないので多くの者が内心喋れと思った。
「・・・・・・・・・」
「ズボンは穿かないとな」
「ウィッチの娘はな」
「直枝の嬢ちゃんにしてもな」
「こ、これはズボンなんだよ」
直枝は自分んオ白のそれを見ながら必死に言った。
「勘違いするなよ」
「そうなのか」
(どう見ても下着だよな)
アインズは心の中で呟いた。
(そのまま穿いてるし)
「それはズボンか」
「パンツじゃないからな」
「わかった」
(やっぱり自覚あるんだな)
また心の中で頷いた。
(デザイン的にもだしな)
「その様にな」
「そうだよ、しかし俺はそれでかよ」
「もういいだろ」
カイジンがまた言ってきた。
「覗かなくても」
「覗かれないのはいいことだけれどな」
「というか覗いたら本当に殺すからな」
杏子も言った。
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