とっておきの夏(スケッチブック×のんのんびより)
奇妙な縁(えにし)
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言葉選びのセンスは素晴しーデース!」
れんげの歌で木陰は平常心を取り戻し、そしてケイトは歌の歌詞に感動しきりであった。
葉月「あ、出口が見えてきましたね」
そうこうしているうちに長いトンネルもようやく終わりが見えてきた。
ーーーだが。
ひかげ「あれ?人影が見える」
小鞠「え!?」ドキーン!!
なんと、トンネルの出口付近に幼い女の子のシルエットが見えるではないか!
小鞠「ももも、もしかして幽霊!?」ブルブル
木陰「あわあわあわ…」ガクガク
先ほど取り戻した平常心はどこへやら。小鞠と木陰は完全に顔色を失っている。
蛍「センパイ落ち着いてください!木陰さんも気を確かに!」
れんげ「こまちゃんも空閑っちも筋金入りの怖がりなのん。どうせあの人影は生きた人間のものに決まってるん」スタスタ
しかしれんげは意も介さず歩み続け、トンネルを抜けた。
やがてーーー
れんげ「しおりちゃんなん!」
しおり「やっぱりれんげちゃんだー!」
トンネルの出口に立っていたのは村の駐在所に勤務する若井巡査部長の娘、しおりだった。れんげとは迷子になっていたところを助けてもらって以来の付き合いである。
なっつん「お、しおりちゃんじゃん」
ひかげ「おー、久しぶり」
しおり「コスモスデカのお姉ちゃんだー!」
また、しおりはなっつんやひかげともごっこ遊びを通して面識があった。
小鞠「はー、やっと抜けられたー!」
木陰「ああ、外の光が懐かしいわ…」
空(暑い…。)
ケイト「OH! ヒカリが目を刺しマース!」
蛍「目が暗闇に慣れてたから眩しいですね」
樹々「そうねえ」
一穂「まあじきに慣れるよ」
そこへ後続のメンバーがぞろぞろとトンネルを抜け出してきた。
なっちゃん「あれ?女の子がおるばい」
葉月「あら、本当ね」
しおり「私しおりー」
渚「へー、君がれんげ君と哲学的な議論をしていたっていう」
朝霞「噂のしおりちゃんですかー」
れんげ「そうなん!しおりちゃんはウチとよく話しが合うん!」
ほのか「そうなんだー」
しおり「れんげちゃんはいろいろ相手したり話しを聞いてくれる頼もしいお姉ちゃんだよー」ニパッ
れんげ「おお…」キラキラ
ほのか「れんげちゃん、頼られてるね!」
れんげ「ウチ、頼られてるーん!」ウオー!
しおりの一言にれんげは感激しているようだった。
ほのか「ところでしおりちゃんはここで何しているの?」
しおり「パパにお金もらったからお菓子買いに来たのー!」
ほのかの問い
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