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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
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「最近は、新聞取っていない人多いし、マンションなんかも独身多いから さーっと配って来るヨ」

「うん 助かるわー 私、これから、お店内で打ち合わせするから みんな 今日は、ありがとう」

 翌日、10時オープンだ。僕達は、1時過ぎに、一度戻ってみた。洗い場に光瑠が控えていたので、様子を聞いてみたが

「午前中は4組7人だけなのよ 大丈夫かなぁー 私、後でお母さんにみんなで来るように電話するわ」

「そうかぁー 俺も、電話しておくわー」と、昇二も心配していた。

「さあ もう少し、マンション中心に配るぞー 大学の前でも、配ってみるかー 女の子なら好きそうかもな」と、僕が言うと、昇二も反応して賛成した。

「3時から、休憩時間で賄い出るから戻ってきなさいよ」と、光瑠に送り出された。

 店に戻る前に大学の前に行って配っていると、昇二が女の子の2人連れに話しかけていた。

「この店 私 知っているわ 小さい頃、よく連れて行ってもらった おいしかったのよー 色んなお料理あってね」と、言っている。

「そうなんだよ 今日だったら、君達、可愛いし、サラダおかわりサービスするよ 友達さそってきてよー」と、昇二は調子のいいこと言っていた。

「昇二 知らんぞー あんな勝手なこと言って」

「いいやん 反応良かったよ きっと、来てくれるよ」と、その後も、女の子中心に配っていた。3時を過ぎる頃、店に戻った。松永さんも、今日は、店を閉めて、応援に来たとのことだった。みんなで、賄いを食べていたが、雰囲気が暗い。

「まぁ 開店間際なんて、こんなもんだよ 味は良いし、値段も安いし、徐々に評判になるから、心配しないで大丈夫だよ」と、松永さんは、元気づけていた。

「そうだよ いっぱい チラシも配ったし なぁ 蒼」

「うん 反応は良かったから 来るよ みんな」と、僕も、少し、不安だったが

 5時のオープンの時間になって、直ぐに、昇二が誘っていた女子大生が4人でやってきた。昇二はそれを見て、あわてて、美鈴にしきりに謝っていた。

「蒼も一緒だったんでしょ あの人等 可愛いもんね 仕方ないよね」と、美鈴は冷たい言い方だった。案の定、4人はサラダもおかわりしていたが、帰りには、

「とっても おいしかったです みんなにも、宣伝しておきますね」と、言って帰って行った。昇二は、また、美鈴に頭を下げていたが、チャッカリ連絡先を交換していたみたいだった。

 その後は、光瑠のお母さんが友達2人と来て、「昔、良く、来たのよねぇー」とお互い言っていた。後は、ポツポツと2組の家族と独り者が2人来店したきりだった。僕と昇二も洗い場に居たが、暇なので、もう、引き上げようかと言って居た8時頃、あの肉の卸会社の所長さんが家族で駆けつけてくれ
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