五河コネクト/次元の悪魔
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ラセブン、エリア一帯の荷物が運び込まれると空港のフラクシナスに向かってトラックが走り去る。
セブン「妙だな、近くに熱源反応がある」
エリア内の空を見上げ、セブンはスペシウムソードを構えた。
暗闇に染まる夜の廃墟、そしてセブンの背後に何かが迫る。
ガキイン!!
スペシウムソードを抜刀し、振り向きざまに剣を交える。
セブンに刃を向けたのはCR-ユニット ペンドラゴンを纏ったエレン・M・メイザースだった。
セブン「貴様、ただのデウス・エクス・マキナの尖兵じゃないな」
エレン「理解が速い様ですね、そういうあなたが私の嫌いなタイプです」
刃を逸らせ、セブンは至近距離でワイドショットを放つ、ペンドラゴンの片翼が凄まじい煙を上げながら融解する。
エレン「それで勝ったつもりですか?」
エレンはセブンの視界を惑わす様に高速移動、光のブレードが赤熱化しセブンに斬りかかる。
だが……
セブン「身の程を教えてやろうか?」
セブンはEXライフルを二丁構え、全身を回転させながら銃撃する。
するとエレンは銃弾をその身に受け、動きが割り出されてしまう。
エレン「こ、これは……」
セブン「残念だが、僕はお前の策に惑わされる程、間抜けじゃない」
セブンはEXライフルをマウントし、二発目のワイドショットを放つ。
放たれたワイドショットが被弾し、左腕から胸元の装甲が破損する。
エレン「どうやら、貴方とやり合うのは分が悪すぎた様ですね」
セブン「逃げるなら今の内だ、だが質問に答えてもらう。お前は誰だ?」
エレンは光のブレードを収納し、名乗る。
エレン「デウス・エクス・マキナ・インダストリー、社長秘書官、エレン・M・メイザース。覚えていなさい」
エレンは飛び去り、その後セブンはフラクシナスと通信を取る。
セブン「こちらセブン、敵の襲撃を受けたが追い払った。これから要求するデータを送ってくれ」
アイザック「……」
神蝕篇帙を熟読するアイザックの横で金魚に餌を与える二ベルコル。
二ベルコルは何やら面白そうな顔をするアイザックに聞く。
二ベルコル「何か面白い事でもあった?」
アイザックは神蝕篇帙を閉じる。
アイザック「どうやら、何か探りを入れられているようでね」
二ベルコル「スパイって事、じゃあ始末する?」
アイザック「いや、面白そうだからね、しばらく動きを見ていようか?」
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